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2018年04月07日09:21

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クージーの旅日記中米編(その13)。

 いよいよ迎えたパナマを後にする朝、4時50分に迎えが来るはずのタクシーに備え、自他ともに認める小心者の僕は1時間以上早い3時45分には目を覚ましていました。
 それでも「まず間違いなく来てくれるだろう」とは思いながらも、「もし来なかったら…」との不安を消し去ることはできません。
 これこそ小心者の性…。

 それでも約束通りの4時50分に迎えが来て一安心。
 夜明け前の空港への道は車も少なく、5時20分にはトクメン国際空港に到着しました。


 チェックイン・カウンターにはすでに列ができていて、僕もその列に並びます。
 ここでもまだ、ほとんど意味のない不安感に苛まれている僕ですが、難なく搭乗券を手に入れてようやく安堵に包まれたのでした…(笑)。

 そして、すぐに建物の外へ出ます。
 空港内はすべて禁煙ですから。
 建物の外に出ただけでは不十分です。
 パナマの法律では「敷地内禁煙」ですから、建物から出てもまだ禁煙なのです。

 「こんなとこでトラブってられへん」ということで、ずずずいっと歩いて敷地外の道路まで…。
 小心者ですから。

 ここでタバコを吸いながら、朝焼けの景色を楽しみます。


 時間と共に、太陽が顔を出す場所がはっきりしてきます。
 ただ、「もうそろそろ太陽が顔を出すやろう…」と思う僕の心を焦らすかのように、太陽はなかなか出てきてはくれません。

 「あと5分」、「あと5分」と中に入る時間を延ばしますが、太陽は出てきません。
 
 「荷物検査で手間取ったら…」
 「イミグレの列が長かったら…」
 「せっかく搭乗券を手に入れながら、乗れなかったら…」

 ご来光を眺めたい気持ちはやまやまですが、飛行機に乗れないという最悪のリスクに打ち勝つことはできませんでした。
 とうとう不安感が期待を勝り、僕は朝陽を見ることなく建物内に入ることにしたのでした。
 悲しい小心者の性…(涙)。
 
 結果的にはスムーズに進み、朝陽を見届けてからでも大丈夫でしたが、それは結果論。
 飛行機に乗ることが大事なのです。
 まあ、負け惜しみですが…。


 7時50分、定刻に動き出したCM787便ですが、離陸の順番待ちが長かったようで8時33分にようやくテイク・オフ。


 2時間弱のフライトなので、「ドリンク・サーヴィスぐらいかな?」と思っていたのですが、軽い朝食が出てきました。
 意外と美味しいし…。

 お代わりももらえた…(笑)。


 そして8時49分(パナマ時間で9時49分)、予定より36分遅れてコスタリカの首都サン・ホセのフアン・サンタマリア国際空港に到着したのです。



 今から思えば、当時は朝早く着くことをラッキーと思っていたのですが、それゆえに僕が間違った行動を選んでしまったともいえます。

 焦ることはなかったのに…(涙)。
                                                 (続く) 

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