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2018年04月06日09:07

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クージーの旅日記中米編(その12)。

 エル・バジェで泊まる予定が安宿が無いため中止になり、急遽前倒しでパナマシティに行くことになったので、とりあえず前に泊まった新市街の安宿に泊まりました。


 3日後にはコスタリカに飛ぶのですが、ひとつ問題がありました。
 それは空港への足です。

 できるだけ安い飛行機ということで選んだ便は、朝7時50分発の早朝便。
 5時50分には空港に行かねばならず、公共交通機関はありません。
 残るはタクシーですが、朝の5時前に偶然通りかかるタクシーは期待できません。
 確実に乗るには予約しなければならないのに、僕が泊まっている安宿の人は英語を喋らないので、それを頼むのも不安です。

 そんな時に思い出したのが、ガイドブックの安宿情報の中で旧市街にある「ホワイト・ライオン」という安宿には「空港送迎サーヴィス」があることです。
 「これやっ!これしかない!!」

 さっそく旧市街に出向き、ホワイト・ライオンを探します。
 住所がわかってるので簡単に見つかると思ったのですが、これが思うようにいきません。
 かなり近くまで来ているはずなのに、聞く人聞く人いろんな方向を指し示すのです。
 知らんのやったら「知らん」と言うてくれ…(涙)。

 散々歩き回ってようやく見つけた時、なんで見つからなかったのかがわかりました。
 ホワイトライオンは7年前に廃業していて、看板も無くなっているのですから…。
 最新のガイドブックに載ってるのですが…(笑)。


 さあ、どうしよう。
 その時に思い付いたのは、ガイドブックに載っているもう一軒の安宿に行ってみること。
 こちらには「空港送迎サーヴィス」の記述はないけど、聞いてみる価値はあります。

 しかし、こちらも住所がわかっているのになかなか見つかりません。
 聞く人聞く人、いろんな方向を指し示すのです…(涙)。

 それでも何とか見つかりました。
 しかも、そこは何度も前を通ったとこだったのです。


 何度も通りながらも見つけられなかったのは、その小さな看板が2階に掛かっていたけど、1階の入り口には何の案内も無いからでした…(笑)。



 さっそく2階のロビーに行って訊ねてみると、なんと、なんとなんと、「空港送迎サーヴィス」がありました。
 しかも、ガイドブックによると空港までのタクシー料金は30ドルとなってるのに、ここは20ドル。
 スタッフも流暢な英語を喋ります。
 料金はドミトリーで14ドルと高めですが、それでもここに泊まらなければいけません…(笑)。


 ベッドにはカーテンが付いていて、最小限のプライバシーが保たれています。

 さらに驚いたのは、各ベッドに照明と小さな扇風機が付いていること。


 もっとも嬉しかったのは、テラスでタバコが吸えることです。
 というのも、パナマの法律では建物の敷地内は禁煙なので、タバコを吸うときはいちいち外に出なければならないからです。


 部屋の窓辺に立つと、眼下に僕の好きなナンディフレイムの木が見え、遠くに目をやると海の向こうには新市街のビル群が見えます。
 エエ感じ…。


 エエ感じと言えば、ここはコーヒーが飲み放題なのですが、ここのコーヒーが濃くて美味いのです!
 おかげで初日は飲み過ぎて、夜なかなか寝られませんでした。
 これは人生で初の経験…(笑)。

 さらに、ここは朝食付きなのですが、パンケーキをそれぞれ自分で焼くシステムです。
 それを利用して、不細工な形になりましたがめっちゃ大きなのを2枚いただきました…(笑)。



 ということで、思いのほか快適な宿に当たったわけですが、唯一不安だったのはやっぱりタクシーのこと。
 朝の4時50分に来てくれるはずなのですが、ホンマに来てくれるかどうかが心配です。

 なんといっても、ラテン気質やし…(笑)。
                                           (続く)
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