桜見学の後、熊野神社に立ち寄ってみると・・
どうやら本殿の「第二殿」が保存修理中だった。
さて、熊野神社について調べてみた。
この地は天平12年(740年)聖武天皇が児島一円を熊野神社の社領として寄進。
天平宝字5年(761年)には紀州熊野と同様の社殿(十二社権現宮)を整えたと言う。、
しかし、室町時代になり応仁の乱が勃発すると、この地も戦乱に巻き込まれ応仁3年(1469年)には焼き討ちされ、ほぼ全焼する。
その後、明応元年(1492年)から再建される。
現在の「第二殿」はこの時に造営された貴重な建物で国の重要文化財に指定されている。
↑
「手水舎」(てみずしゃ)
ご神水で手や口を清めて、自身を祓い清々しい気持ちで参拝する。
雲や雨を司る水の神様として龍神様をよく見掛けるが、ここでは亀が奉納されている。
↑
境内配置案内図
↑
「八尾羅宮」
全国でも珍しい“いじめ除け”の神様です。
・TOP左画像
「本殿」
左から第三殿(入母屋造)、第一殿(春日造)、第二殿(春日造)、第四・五・六殿(流造)の順でそれぞれに屋根の造りが異なる。
中央に囲われた箇所が修理中の「第二殿」になる。
↑
「第三殿、第一殿」
池田光政公によって江戸時代の正保4年(1647年)に建築。
(岡山県指定重要文化財)
↑
「第四・五・六殿」
こちらも同じく同年に建築。
(岡山県指定重要文化財)
↑(TOP中、右画像)
「修理中の第二殿」
工事は昨年の11月からで完成するのは今年の12月になるようだ。
ただし、現地では丸太とバタ板で仮設通路を組んでおり、建物の裏側から工事中の模様が見学出来る。
参拝者になかなか心憎い配慮をしている。
つづく
ログインしてコメントを確認・投稿する