空間マゾ

年度末の代休消化連休も終わり、実に１週間ブリくらいに出勤した。太陽暦を導入して以来、年末と同じくらいネコの手も借りたいという年度末。そんなクソ忙しい時期に連休を取るなど、自虐的ロイヤリティーを最高の美徳とする日本会社においては万死に値する狼藉。戻ったら席ないかもな...などと思ってもっていたが、ここまで労働者環境の整備がうるさい昨今さすがにそんなこともなく、席はちゃんとあった。が、少し様子が変わっていた。

休暇中、辞令が発令され、立場上だけではなく物理的な席替えも下命され、なんとすでに机が動かされていた。休み取得ひとつとってもそうなのだが、素行的に出世する筈もないため、上座に動かされることもなく、ほぼ定位置（どこからも監視できるようオフィススペースのど真ん中）。しかし、新規中途でガンガンヒトを採用したため、新たな机が購入、すれに導入されていたため、スペースがとてもタイトになっていた。

職種的に大量の資料やブツ（ディスプレイ、デザイン見本）やらを所持せねばならず、タダでさえ足りなかったスペースがさらに狭くなった。効率化とともにに双璧をなすコストダウンサイジング.、売りあげやらアウトプットが頭打ちな昨今で利益を捻出するには唯一無二の方策であるのだが、物理的スペースというのは、ある程度際までいってしまうと、創意工夫ではどうにもならない。２次元情報はすべて電子化するとして、フィジカルなものは....。

会社というのは空間マゾヒストを含む、妙なところで気持ち良くなる輩にひきづられ非人道的な環境になっている気もする。基本、ノーマルな人間というのはやる気という面で渾身欲で練り上げた手合いには勝てず。いやなら行きたい場所にいけばいいじゃないか、ということなのか。