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2018年02月28日08:10

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うずく////

あと1ヶ月もしないうちに春分の日がやってくる。いうまでもなく昼と夜の間だが同じ長さの日。単純に日照時間が長い=暑い、短いと寒いとすると春たけなわ。あと20日かそこらでそうなるというのに寒い。これが明日、つまり3月になれば激変するとは思えず、咲き誇る花を讒謗するかのごとくな冷気にからめとられる日が続く。

讒謗といえば同じ意味の言葉では誹謗やらというのがあるが、よく羨望と間違えて使ってしまう。讒謗とはひとをあしざまにいうこと。「罵詈讒謗」の後半、前半が面と向かった正攻法だとすると後ろの謀(はかりごと)系のいやらしい言動のこと。よく間違える羨望は「うらやましがる」ということだが、先週、丸ビルの近くで成り行き上聴講したのお話でその単語を使った印象的なフレーズをミミにした。

「マーケティングに必要なのは羨望と怒り」
正確な意図というのはくみ取れないのだがなんとなくスゴそう。まずマーケティングという言葉が指すところ、字体が今だよくわからない(企業などの組織が行うあらゆる活動のうち、「顧客が真に求める商品やサービスを作り、その情報を届け、顧客がその価値を効果的に得られるようにする」ための概念である。また顧客のニーズを解明し、顧客価値を生み出すための経営哲学、戦略、仕組み、プロセスを指す bywikipedia)のだがまあ商品出すとかサービスするとかいうおよそ企業が主体となっておこなう活動の効果を上げるための考え方...といったところ。そんなクリエイティブな活動だというのにそれには羨望やら怒りというネガティブの双璧たる2つの要素が必要なんだそうだ。

まあ、寒いが、寒さがなければおそらく蕾みは膨らまず、ほっといても受精できる緩い環境なら花などさかんだろう。咲く様、散る様、ひとは勝手に興奮したり光悦したりしているが、心のそこでは、そのビューだけでなく、なぜ花が咲くのか..というドラスティックな悲劇にオノレの艱難をかさね、こころがブルっているのかもしれない。そして春先、ヘンタイさんやらが小躍りするのは、植物動物と同じく生物としての労を長らえた、先人達が歩んできた記憶が溶け込んだ血がうずくのだろう。
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