mixiユーザー(id:21100113)

2018年01月17日12:07

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新聞管見

昨日でしたか、夕刊のトップ見出しに「シラス、史上最低の不漁」「この夏、ウナギの値上がり必至」と言う文字が躍って居ました。

此の見出しを見て、「何を今更」と言う感想と、「何と言う農水省の怠慢」と言う一種の「憤り」の様なものを感じました。

「ウナギ」なんてここ何十年も前から、其の減少ぶりが懸念され、その対策の必要性が研究者の側から提唱されているのに、農水省は何の手も打って居ないのです。

抑々、日本の官公署は、日本や日本人の為に仕事をするのではなく、省庁が監督・指示する企業や団体へ 『天下り』 する事が目的の国家機関と成り果てて居ます。

その実例を一々列挙する事の煩瑣を避けますが、兎に角すべての官庁が「天下り先」を確保して居て、中央省庁での出世街道を外れた奴が、早期退職と同時又は一定の冷却期間を経た後、関係各企業・法人へ天下りして、仕事もせずに法外な報酬を手にして余生を送る事に成って居るのです。
そして、働かない奴に無駄な報酬を支払う所為で、其れがその企業の製品やサービスのコストに影響し、それ等が高騰するのです。
(しかし、現在のガソリン高騰の原因は、僅かな懸念要因をネタにした、油の元売り企業の悪質な値上げと言う事は歴然として居ます。

話を元に戻して、ウナギの事ですが、

日本が直面するすべての水産物の不漁または減少は、其れに携わる「水産業者」の無分別な「乱獲」に依る事が原因です。
たしかに、一部の沿岸漁業者が、漁獲の減少に危機感を抱いて、その原因が陸地からのミネラル流出とそれに伴うプランクトンの減少が影響して居る事を知り、陸地に植林を行い、そこから流出するミネラルによってプランクトンを増やし、魚介類の増殖を謀ると言う行動を起こした例も仄聞しますし、秋田では、ハタハタの漁獲が減り、その回復を期待して、3年でしたか、5年でしたか、の期間、その漁を中止した結果、ハタハタの回復を見た。と言う例も有ります。

ですから農水省はこの顰に倣い、大胆かつ効果的な政策を打ち出し、永続可能な漁業を行わせるべきです。
そうで無いと、シラスに限らず、目下減少が騒がれている、イワシ、サバ、サンマ、等の体に良いとされる大衆魚も早晩絶滅の危機を迎える事に成り、日本人は次々と自然からの恵みを食べ尽くし、悲劇的な飢餓を迎える事に成るでしょう。

シラスに限らず、全ての魚介類の減少は、其れを獲る者、売る者、食べる者、のエゴが招いた現象です。此れを自覚して、今此処でドラスティックな手を打たない日本人では、世界に堂々と胸を張って歩ける民族とは言えません。
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