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2018年01月08日23:42

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どうしてロンドン交響楽団だったのか?

ジョン・ウィリアムズの「スター・ウォーズ」のサントラを聴いていて
そもそもどーして、ロンドン交響楽団が演奏したのだろう、と思う。

調べてみたら、同じ疑問を持った人がいたようで、
YAHOO知恵袋に回答が出ていた。
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q11134588381

米国の演奏団体の方がギャラが高いという事実。
フリーランスの演奏者を集めたら、「わたし失敗しないので」という腕っこきは
いるだろうけど、全体の音色とかはどうなのかな、と思う。
ただ、ジョン・ウィリアムズは「スター・ウォーズ」の次の「未知との遭遇」では、オーケストラ名の記載はない。

もっともフルオーケストラではなくて、後でコンピュータで音色をいじってさもフルオケのようにしている例もあるから、フルオケを起用するだけでも予算はかかっている。(日本のテレビドラマの場合はだいたい。。。薄い音。今思えば、「ウルトラセブン」の冬木透はすごかった。)

アンドレ・プレヴィンは1968年から79年までロンドン交響楽団の首席指揮者を務めていた。彼の作曲した映画音楽で一番有名なのは「マイ・フェア・レディ」(64)か。

プレヴィンは後にロンドン交響楽団と、コルンゴルドの「シーホーク」や「ヴァイオリン協奏曲」などをCD化している。コルンゴルドは、ジョン・ウィリアムズの「スター・ウォーズ」に最も影響を与えた映画音楽作曲家であることはよく知られている。

次のサイトに詳しく記載されている。
「スター・ウォーズ、オリジナル録音より熱い必聴の名演奏:コルンゴルト、ジョン・ウィリアムズ、ゲルハルトの系譜」
http://business.nikkeibp.co.jp/atclcmp/15/279811/110600031/

チャールズ・ゲルハルト指揮ナショナル・フィルの「スター・ウォーズ」の方がいいかといわれると好みの問題のようにも思うが、実はナショナル・フィルは「スター・ウォーズ」よりも前にハリウッドの映画音楽に携わっている。
ジェリー・ゴールドスミスの「ブルー・マックス」(66)は、ナショナル・フィルの演奏で、緊迫感と勇壮広大な演奏ですばらしい。
ナショナル・フィルは謎の団体だったのだけど、実はロンドン・フィルを主体としたメンバーの録音用楽団の名前だったのだなぁ。

youtubeに、プレヴィンが指揮した「ブルー・マックス」の演奏の動画があった。
演奏しているのは、ピッツバーグ交響楽団。プレヴィンの指揮はちょっともたついている印象。サントラの方がカッコいい。


プレヴィンが、映画音楽の大作曲家ミクロス・ローザとジョン・ウィリアムズと語っている動画もあった。ローザにマックス・スタイナーからの映画音楽の歴史をインタビューしており、バーナード・ハーマンの功績を称えている。ジョン・ウィリアムズは全くしゃべっていない。PBSの1977年製作のテレビ番組から。



バーナード・ハーマンは、ヒッチコック映画の音楽が有名であるが、ここでは「地球が静止する日」の電子音楽についてプレヴィンにジョークを言われている。
ヒッチコックと喧嘩別れしたバーナード・ハーマンは、英国に渡り、75年にナショナル・フィルと「サイコ」(60)のフルスコア盤を録音している。
同じ番組で、プレヴィンが「サイコ」を指揮して演奏している。



そして、ミクロス・ローザは、「ベン・ハー」(59)を指揮。ローザの指揮姿なんて見たことなかった!超ダンディ。演奏は金管の迫力がものすごくて、すばらしい。



最後に、同番組の「スター・ウォーズ」の演奏。指揮はジョン・ウィリアムズ。若い。この演奏も金管の迫力がすごい。レイアのテーマからの組曲版。



いいもの聴いた。
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