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2017年12月16日19:50

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『手がかりは「平林」神田紅梅亭寄席物帳』愛川晶

表題作では、お伝さんが師匠の馬伝の代わりに小学六年生のための落語の特別講師として「平林」を語りますが、思いがけない質問をされて、以前の自分と師匠のやり取りを思い出させる状況になります。

また、お伝さんがアパートの近所で襲われ、子どもたちの間でよく知られる「アメショーさん」に危ないところを助けられます。

次の話「カイロウドウケツ」でも、お伝さんは舞台の上で怖い思いをし、今回のお伝さんは災難にやけに遭います。

どちらもとんだ迷惑でしたが、前者では「アメショーさん」と雷音くんに優しいまなざしが注がれているところが素敵ですし、後者では、お伝さんの複雑な人間関係に混乱しつつも、悪いたくらみを封じることができたところが幸いでした。

面白かったです。
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