読者に俳人の堀本さんの出す二つの兼題に沿って投句してもらい、堀本さんに優秀な句を選んでもらい選評を加える。
そして、秀句のうち田丸さんがインスパイアされた二句をもとにショートショートを書く、という過程でできたのがこの本です。
私が特に気に入った句は、「街路樹兼椋鳥合唱団本部」「ラジオより紙繰る音や秋の夜」「逝きし友の家族と賀状続きたる」です。
そして、田丸さんの作品で気に入っているのは「都会のビーチ」「お見舞い保険」「ペーパーノイズ」「香りの保存師」「写真の友」「桜校舎」「夜光のBar」です。
どんな作品がどの句から生まれたのか、ぜひ、お読みになってください。
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