mixiユーザー(id:2667316)

2017年11月26日02:50

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物語の方法

自分には、漫画が描けなかった。
自分には、小説を書き続けられなかった。
自分には、ゲームを作り続けることが出来なかった。

「なろう」とかで毎日小説を上げている人たちや、
延々と設定を書き連ねている人たちを見て、
自分にはそういう、物語を語る力がないのかなと、少し寂しい気持ちでいたのだけれど、
多分、そうではないのだ。
その人その人それぞれに、語る物語の適した形があるのだ。
漫画や、小説や、ゲームや、映画だけが物語を語る手段ではない。
日記だって、模型だって、エッセイだって、
語ることには何かしらの物語が付随してゆく。
そこに、語りたい物語のモチーフを組み込んでいけば、それはもう、物語なのだ。
そうして、語る手段への認識を改めれば、
自分が語りたいものに適した物語の形が、
自分が語り続けるために適した物語の形が、ふっと見えてきた。
いや、薄々気づいてはいたのだろうけど、
それを明確な言葉として認識できるようになった。

『Fall out』とか合わないゲームがあったとしても、
それは仕方のないことなのだと、枕を高くして寝れるようになった。
物語は、思っていたよりもずっと自由だった。
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