今日は土曜参観だった。
何の授業を公開しようかな?と考えて、
「このちがいはOK?」
という授業にした。
現役時代、
全学年でLGBTなど性的少数者を視野に入れた、
男女共生教育を!と提唱し、
それは今も続けられているが、
5年生の授業は、
当時ぼくが考え出した授業だった。
「男は男らしく、女は女らしくしなさいと言われる」
「女子はかわいい服、男子は動きやすい服がいい」
「学校の標準服は男子がズボンで女子はスカートでる」
「女性は子どもを産むが、男性は産めない」
など、
いろんな男女の違いについて、
それがあっていいい違いかどうかを、
子どもたちに考えさせる授業だ。
さて、
幼くて意見発表の苦手な子どもたちが、
親御さんの前でどこまで活動してくれるか、
少々不安ではあったが、
子どもたちは乗った。
時間の関係でグループ討議を途中で切り上げようとしたのだが、
「ええーっ!」「まだ話し合いしたい!」
子どもたちの反発に遭い、
わかったわかった、やっとくれ!
結果、
授業は予定していたまとめまで行かなかったのだが、
グループ討議が盛り上がる中で、
「性別はあるけど・・・・」
「人それぞれ」
なんてキーワードが飛び出してきた。
「男子がズボン、女子がスカート」という標準服問題では、
〇をつける班、×をつける班、
議論しても意見がまとまらない班、
いろいろあった。
それでいい。
ぼくは授業の最初に、
「この授業に正しい答えも間違った答えもありません」
と言っておいたのだ。
1時間で終わる予定の授業は、
この続きはまた来週ということになったが、
これはなかなかおもしろいことになりそうだ。
授業の最後に、
後ろで見ていた親御さんたちに呼びかけたが、
願わくば一緒に考えてもらいたいテーマである。
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