今日のニュースを見ていたら、
群馬県の大泉町で、
小学生の女の子がイノシシに襲われ怪我をしたとの記事がありました。
地図でこの場所を調べてみましたが、山間部からは距離のある地域で、
どうしてイノシシが出現したのか分からないような地域でした。
近くに利根川が流れているようなので、
あるいはこの河川敷などを伝って山から下りて来たのかも知れません。
最近、イノシシやクマ、シカなどが住宅街に出現する事が多くなっています。
中山間地域では、以前から野生動物が農作物を荒らす被害が発生しています。
それがどんどん人家のある地域にまで出現しているように感じています。
動物の順応性はかなり高いので、
ロンドンのキツネ、ニューヨークのコヨーテ、インドのニューデリーのヒョウなど、
世界的には、都市部に野生動物が棲みついている所があるようです。
日本で、イノシシやシカなどが増えたのは、山の荒廃など色々な理由がありますが、
一番の理由は、天敵のオオカミが絶滅してしまった事なのだと思います。
ニホンオオカミ絶滅によって、頂点が空位となった現在の日本の生態系こそが
異常な状態なのだとも言われています。
そのため、日本にオオカミを再導入すべきと主張する人もいます。
実際にアメリカのイエローストーン国立公園では、オオカミが絶滅してしまった結果、
動物相や植生の変化があったため、オオカミを再導入して、良い結果を出しています。
狭い日本で、オオカミの再導入に対しては、色々な心配もあるので、
中々簡単には進まないかも知れません。
その代わりとして、最近研究が進んでいるのが、オオカミロボットの導入です。
北海道の企業が北大などと協力して開発したもので、
その名は「スーパーモンスターウルフ」です。
体長65cm、体高50cmで、バッテリーにソーラーパネルをつなげて電源にしています。
口には牙もあり、近づく野生動物をセンサーで感知し、
強力なLEDの光と威嚇音で野生動物を驚かせるものです。
北海道や千葉県で試験的に設置されていますが、
今のところイノシシなどの姿を見なくなったので、効果が確認されているようです。
しかし、このロボットオオカミは動き回る訳でもないですし、
動物を食べてしまう訳ではないので、個体数が減る訳でもありません。
狭い地域での効果はあるかも知れませんが、
抜本的な対策にするためには、まだ研究が必要な気もします。
野生動物と人間の共生は、かなり難しい問題です。
色々な知恵を出して早急に検討しないと、いけないのでしょうね。
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