mixiユーザー(id:26661862)

2017年11月10日19:24

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大体予想通りの原因

・・・で、恐らくこの対策では殆ど効果が無い。

「契約に定められた仕様の順守」は普通なら出来て当たり前。
出来ない理由は、納期や収益の為に必要なコスト等を掛けられない場合が多々あるから。

「不適切行為を招く不十分な品質管理手続き」なんてものは、多少改善したところで、担当者が意図的に不適切行為を行うつもりならばどうにもならない。
そして、今までも「意図的に」改ざん行為に関わってきたのだから、根本的な原因を潰さない限り無意味。

要するに工場全体が、契約納期通りに製品を出荷し、収益を上げるために
仕様だの品質管理手続きだのを無視してきたのが今回の事件。
つまり「収益評価に偏った経営」こそが根本原因。だが企業が収益を重視しなくてどうする?

なのに挙げている対策ときたら、品質憲章や対話集会等「現場の意識改革」の類ときた。
そんなの、収益を求める事を止められない以上、一時的には止まっても必ず再発する。

品質管理と品質保証を分ける(分けていなかったことに驚くが)のは良いとしても、現状の人材をそのまま移行させるのでは無意味。
最低でも品質保証の人材は別組織から持ってきて、更に品質保証部には一切「収益に関わる責任を問わない」位の事はしないと無駄だろう。

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■神戸製鋼、改ざん原因公表 「閉鎖的な風土」など5項目
(朝日新聞デジタル - 11月10日 17:54)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=4853604
 神戸製鋼所は10日、検査データ改ざん問題をめぐる社内調査の報告書を公表した。改ざんの原因として、「閉鎖的な組織風土」などの問題点を明記し、経営陣が不正を把握していなかったことを「大きな問題」と指摘した。

 同社はこの日、経済産業省に報告書を提出した。

 報告書は、データ改ざんや捏造(ねつぞう)について、(1)収益評価に偏った経営と閉鎖的な組織風土(2)バランスを欠いた工場運営(3)不適切行為を招く不十分な品質管理手続き(4)契約に定められた仕様の順守に対する意識の低下(5)不十分な組織体制――の5項目が原因と結論づけた。

 再発防止に向け、「品質憲章」の制定や対話集会の充実、不適切な行為を可能としたシステムの仕組みの見直しなどに取り組むとした。また、「品質管理」と「品質保証」の機能を明確に分離し、強化するとしている。

 神鋼は10月8日、過去1年間に生産したアルミニウム・銅製品の検査データを改ざんしていたと記者会見で公表。10月12日には、1カ月以内に徹底的な原因究明と再発防止策を報告するよう経産省から求められていた。

 神鋼は客観的な検証に向け、社内の調査組織とは別に、元高検検事長ら社外の弁護士3人でつくる外部調査委員会を10月下旬に設置。年内にまとめる調査結果をふまえ、川崎博也会長兼社長らの責任や関係者の処分を決める。


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