道行きは案外空いていた たまにこんな日もある 車でラジオをきいて 大層面白く聞いたが あんまり覚えていない 藤井彩子の名が出たことは覚えている 彼女の笑いが好きだ 豪快で聞いていて気持ちいい笑いをする 金曜日の午前中の高橋源一郎との会話が面白いかな 藤井さんの声はいいねえ
と云ふわけで茜屋へ 奥のボックスに先客あり コーヒーが3客出ているので 3人か おもむろに振り返りいつものように埼玉新聞を読む 一面に上尾の市長の辞表が出て市長選が始まるらしい 保守は 大概利権を求めるので そうでない人を選びたい と思ってい読んでいるれば いつもの珈琲の登場 相変わらず濃い そして旨し 週に一度の茜屋の珈琲 新聞のあと持っていった本を読む 「帰郷」 辻内 智貴 著 坂本 真典 写真 筑摩書房刊 1200円 短編が三つ 中程の「花」が良かったな 読み終わる
今宵の音楽は 『マリア・カラス/ザ・ライヴ・レコーディングズ
ベッリーニ:歌劇『海賊』全曲
マリア・カラス(イモージェネ)
ピエール・ミランダ・フェッラーロ(グアルティエーロ)
コンスタンティーノ・エゴ(エルネスト)
チェスター・ワトソン(ゴッフレード)、他
アメリカン・オペラ・ソサエティ管弦楽団&合唱団
ニコラ・レッシーニョ(指揮) 後半は明日の楽しみに取っておこう 久しぶりにFM放送でも聞くとしよう
録音は1959年 ざっくり書くと 昔好きだった女が 父親のために結婚して子までもうける 海賊となって やがて好きだった女の亭主に負ける 命からがら逃げたところが彼女の住む港町 一緒に逃げようと誘うが 子供がいるのでついて行けぬ 再び男同士の決闘があり 海賊は勝つが 負けた男の支配する街 捕まる前に罪を認める その罪の行く末がわかるゆえ 女も 自分の死を願いながら走り去っていくのだった 楽しめるオペラとも言えるが 印象的なアリアが豊富だ
さて長いカラスのオペラも後一作を残すのみ ドニゼッティ作曲のポリウトというオペラ
(Gaetano Donizetti: Poliuto) 内容は重いが イタリアオペラ
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