映画『ハイドリヒを撃て！

ヒトラー、ヒムラーに次ぐ、ナチス第三の男・ライン・ハルト・ハイドリヒ。
第二次大戦の史実の一つとしてハイドリヒ暗殺作戦を描いた戦争サスペンス映画を鑑賞した。

１９４１年冬、ナチス統治下のチェコ。
祖国チェコの為に自らの命を犠牲にして立ちあがったレジスタスの悲惨な運命は？
果たして暗殺は成功したのか？
作戦を遂行するまで、我々観客者はドキドキ感を感じながらその時代に引き込まれる。

また、チェコの古い街並みや大聖堂（教会）は同じくチェコのプラハで撮影し、占領下の緊張した雰囲気を見事に再現している。
最後の見所となる銃撃シーンを描いた大聖堂の内部は巨大セットを建設して撮影。
この迫力あるラストシーンにも驚かされる。

さて、全国的に上映館が少ない為、Ｂ級映画と思っていたが、とんでもない。
犠牲者が出るたびに館内にすすり泣き声も聞こえてくる。
そんな戦争の悲惨さを再認識させてくれる秀作ではなかろうか？