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2017年10月21日19:51

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『オリンピックがやってきた 1967年北国の家族の物語』堀川アサコ

おトキは、今年で二十七歳になる独身女性。
青森のとある西洋館で、六十六歳になる西洋女性・奥さまと十六年間一緒に暮らし、家事を一手に引き受けている。

奥さまは、タロット占いが得意なのだが、なぜか病気の孫を連れて近所のお祖母さんが来たり、手紙を投函できないという青年がやってきたりするのである。

主に、この西洋館の住人と、お祖母さんのいる前田家、石郷岡印刷という会社を中心に話が進みます。
私としては、中でも、カラーテレビの来る日の喜びを描いた第二話と、トキさんが西洋館に来ることになった顛末の入った第四話、西洋館に泥棒の入った第六話が印象的でした。第五話の切なさも好きですけどね。

我が家でも、カラーテレビに買い替えた時の晴れやかな気持ちは覚えています。
まあ、私が生まれたのはオリンピックのあとで、カラーもずいぶん後でしたけどね。

脱線してしまいました(^^;)
あと、エピローグの民子の想いは、世界情勢の雲行きの怪しい今としては、切に願う状況でもあります。どうか、平和が続きますように。幸福でありますように。
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