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2017年10月14日09:10

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悪い指導者から「国を守る」のも国民のつとめ

そういえば思い出した。

おれが韓国に留学した時は、
IMF時代で経済が深刻な状況にあった。

ある韓国人の先輩大学院生に向かって何気なく

「朴正煕みたいな人がまた出てきて
独裁政治で経済を立て直してくれたら
どうでしょうね?」

と聞いてみたら、一言

「撃ち殺すよ」

と言われた。

もう少し詳しく聞いてみると、

「韓国の男は兵役を受けて誰でも銃を扱えるし、
予備役で家庭に銃を所持している人もいるから、
独裁者がまた出てきたら
誰でも持っている銃でそいつを射殺する」

という意味だった。
つまり民主化した韓国に
もう独裁者は必要ないという話であった。

おれは戦慄したが、
またあらためて気づかされたことがある。

悪い指導者を除いて「国を守る」のも
「国民のつとめ」なのだと。


■小島慶子「徴兵制が“あり得る現実”になる日」
(AERA dot. - 10月14日 07:02)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=173&from=diary&id=4812012

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 タレントでエッセイストの小島慶子さんが「AERA」で連載する「幸複のススメ!」をお届けします。多くの原稿を抱え、夫と息子たちが住むオーストラリアと、仕事のある日本とを往復する小島さん。日々の暮らしの中から生まれる思いを綴ります。

*  *  *

 もしもいつか、こんな総理大臣が登場したら。

「日本の若者は自分勝手で甘えているので、鍛え直さねばならない。東アジア情勢が緊迫している中、日本も備えを万全にしなければならないのだし、教育的な意味合いの強い徴兵制なら国民の同意が得られるのではないか。そもそも国を守るつとめは国民として当然のことで、憲法18条にある『苦役』には当たらないはずだ。家族や仲間を守るための訓練を苦役と呼ぶなんて、それこそ身勝手な“反日的”発想ではないか」

 兵役は苦役ではない、と時の権力者が言えば徴兵制は合憲であるというわけです。立憲主義という言葉は、とうに忘れられています。

 猛反発をする声もある一方で「日本は平和主義なのだからまさか本当に戦争を始めたりはしないだろう。南海トラフ地震や大規模噴火に備えて、自衛隊を増強する必要がある」「厳しい規律や身体鍛錬は素晴らしい教育だ。今どきの親なんかより、国に若者をしつけてもらったほうがいい」「仕事もしないでぶらついているうちの子を叩き直してくれるかも」「おたくの引きこもりのお子さんも、これで目を覚ましますよ」などの声も。

 総理大臣は「いいですか、戦争をしないために、備えを万全にするのです。私を信じてください」とほほ笑み、テレビでは爽やかな人気アスリートや可愛いアイドルが「みんなのためだから、輝ける!」「誇れる自分になろう!」と繰り返します。

「徴兵制がすぐに戦争につながるなんて、ヒステリックで世間知らずの発想です。世界には、徴兵制があっても長く平和を謳歌している国がたくさんあるでしょう。むしろ兵役を経験しているからこそ、戦争はしたくないと本気で考えるようになるのです」と笑顔で説く専門家……。

 荒唐無稽な妄想は、いつか祝祭の熱狂の中で、人知れず“あり得る現実”に変わるのかもしれません。

※AERA 2017年10月16日号
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