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2017年09月27日12:26

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朝は秋晴れ、今曇り。前線接近


 天気予報だと、前線通過後ものすごく冷えるとか?
 午前中に花壇の改質作業。これは穴を掘って落ち葉などを埋めていくというもの。一度に広いエリアはできないので、まあ少しずつです。深い所に埋めた落ち葉などが何年かかけて腐って土地の栄養になれば良い、という考え方。同時に土中の色々なものを除去する作業を入れていく。地面から生えてくる雑多なものの中にはもうずっと地下に根を持っているものもあるので、こうして一度土地リセット状態にする。午後から雨になりそうなので、水まきは省略して雨に任せる感じ。
 シソの葉の上に一匹の蜂を見つけた。彼女は既に片羽を失っていて飛行できない状態だった。可哀想だと思うが、もう昆虫としての役割を終えてしまっている状態、飛べない蜂が生きていくのは難しかろう、今夜の冷たい雨で絶命する。無論、それは多くの生き物にとってそうだと思う。この季節の変わり目で命を終わらせる生き物は沢山いる。昨日まで細々と鳴いていたセミは今日はもう静まり返っている。鳥たちは、どこかへ避難したのだろうか、庭に響き渡っていたさえずりもどこか遠のいた。
 雨が新しい季節を運んでくる。秋が深まれば、枝に実った柿は色づいてゆく。落葉樹の葉は色を変え景色を一変させる。人間は、50年以上の寿命を持っているから、そうした季節の変化を何十回も人生の中で経験していく。勿論、住んでいる場所によってその変化は様々だし、地球上には二つぐらいしか季節のないエリアも多い。季節感を感じないで生活している人がいないわけでもないだろう。でも、四季の豊かな土地に生活していてその移り変わりを眺めていくのはとても面白いと感ずる。

 さて、引用の記事は素晴らしい結果だと思う。おおよそ神経細胞は子ども時代に成長した後は、ほとんど数も増えないし、新しく成長もしてこない。一度失われると回復が困難なものであって、これが脳が障害を受けてしまうと簡単には元に戻せない原因である。神経細胞を増やしたり、あるいは脳の中だとまだ生きている細胞に代替させたりができると多くの人を助けることが可能だろう。この挑戦は古くからおこなわれてはいるものの、容易ではなかった。ただ、20世紀終盤から少しずつ光明が見えている結果もある。
 そうした中で、電気ショックによる治療法、というのはある意味原始的な手法だと感ずるが一定の成果が上がったことは喜ばしい。細胞に刺激を与えることで、なにか活動を引き起こすのだろう。脳の中でシナプスが伸びていくためには外部からの刺激が必要だが、そもそも昏睡状態になってしまえば、外部からの刺激を受け取ることも出来なくなる。脳に直接電気ショックを与える、という手法は結構限られた選択肢の一つになっている。
 神経細胞そのものが新たに再生してくる、みたいな現象が引き起こせるなら新しいフェーズになるのだろうが、そこまで進むにはまだまだ乗り越える山は多いと感ずる。幹細胞を作る技術はあっても、そこから分裂した細胞が正常な働きを示したり、従来から生きている細胞と強調できるのか、みたいな課題は脳の中では容易ならざるものだろう。そもそも神経細胞が一つ欠落しただけでも、今までその細胞を通り抜けて伝達されていた情報が遮断されるのである。新しく参加した細胞が、古くて死んでしまった細胞を代替するためには厳密にシナプスが再現されなければならないと思われるが、そんなに都合よくいくとは到底思えない。よって新規に作られた回路が、古い回路とば別に新しく仕事をするように構築されなければならない。
 子どもが成長する過程のなかで、この作業は自動的に行われていると考えるのだろう。あたかも、パソコンがOSを立ち上げてくるかのごとく、生き物は自動的に神経細胞同士をつないでしまい、同じように成長する。この仕組みは素晴らしいものだと思うし、人為的に同じことを可能にするのは容易ならざることだけれでも、ケガで機能を失っても、その子どもが成長してくるように、の部分で再構築が可能になるなら回復もあり得ると思う。おそらくはショックの与え方を工夫すると似たような状況が作り出せる可能性はあろう。研究が進んで欲しいものだと思う。

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■植物状態の男性…脳への電気ショックで15年ぶりに目覚める フランス
(ハザードラボ - 09月27日 06:01)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=187&from=diary&id=4785134

 交通事故の後遺症で植物状態だった35歳のフランス人男性が、脳神経に刺激を与え続けたことで、15年ぶりに意識レベルが回復する奇跡が起こった。生物学誌『カレント・バイオロジー』に25日、症例が報告された。
 この男性は2001年に遭った交通事故の影響で、脳に深刻なダメージを受けて重度の昏睡状態に陥り、いわゆる「植物状態」になった。
 フランス・リヨンにあるマーク・ジャンヌロー認知科学研究所のアンジェラ・シリグ氏らの研究チームは、脳と内臓を結ぶ迷走神経に電気信号を送るために、首の中の迷走神経の周囲に細い電極を埋め込み、30秒間刺激を与えては5分間休息する治療を続けた。
 電流の大きさは、最初は0.25ミリアンペアに始まり、じょじょに設定数値を上げて、最終的には1.5ミリアンペアになった。迷走神経刺激療法は、てんかんやうつ病などの患者の治療に使われていて、植物状態の患者に試すのは世界で初めてだという。
 刺激療法を始める前には、一日中ほとんど目を閉じていたが、開始直後からひんぱんに目を開けるようになり、1カ月後には室内にいる人の姿を目で追うようになった。また療法士の指示どおりに頭を反対側に傾けたり、「笑って」などと頼むと、左側の頬をあげるような反応を見せたという。
 また、事故に遭う前に好きだったフランスの歌手の曲を聞かせたときには、目に涙が浮かんだほか、研究者が患者の顔のそばに突然顔を近づけたときには、目を見開いて驚いたような表情を浮かべた。
 アルツハイマーやてんかんを調べる際に使われるコンピューター断層撮影技術(PET検査)で脳内をスキャンしたところ、運動や感覚、意識をつかさどる領域の機能で活性化が確認され、植物状態から「最小意識状態」に移行したことが裏付けられた。
 今回の治療によって、男性が事故前の状態に戻ったというわけではないが、シリグ氏は「研究チームにとって、彼は赤ちゃんのような存在。治療はこれからも続きます。長く植物状態に陥った患者にも、脳には修復機能が残っているという希望を持ち続けて、これからも多くの患者にこの方法を試していきたい」と話している。
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