mixiユーザー(id:212781)

2017年09月22日19:29

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包容と抱擁の放浪と法要

ただ生を死との近似値に接近させるために
枯れた小細工を身体に巻き付けて連れ添う
分裂して乖離されて昇天することは適わず
ごみ屑と果てても収集車に鼓動を分別される
輪廻の刑が確実に臆病な暗鬼を胎動させる
鬱とたたかう闘魂は注入されても漏れ逃げる
邦の有事の為にでも超越しないとならないの
流されて漂うこわさから内部を傷付けては
それでもなお破壊されない確認はごく浅くて
深い深い夜の闇の奥の海の中で瞳は鈍く光る
美しい音声と稜線と間隔と情緒に彩られた世界
願いは祈りを呼び苦痛は悲鳴を生贄に捧げる

狂騒が静寂に切り替わる時に萎む心臓の
針金で渋滞を起こしそうな複雑な腺と管
運命の突起の解剖を執行する人格の蔵は
肉体の乗り物を乗り換え損ねて船酔いばかり

澄んだ海の晴れ渡る虹を散歩する夢を塗れば
七色に輝く黒と茶と土と紺と銀と灰と白の虹が
色盲まがいに曇り湧き立ちはじめるけれど
先の見えない煙に手を伸ばしてひたすら縋った
廃墟と同じ骨組みの骨格に絶望を抽入すれば
何もない何もできない何も触れられない何も
何も宿せない何もかも此処にないのになんで
いつか見たきれいな夜空の星々を瞳にかすかに
宿しながら生と死を仲直りさせようとしてるの
ねえ喧嘩はお願いだからやめてほしいよって
怯えるわたしにやさしく語りかける声は誰なの
姿が見えない存在でもいいから早く此処に来て
場所がわからない場所で羅針盤の針を突き刺し
ぎゅうってもういちどつよくつよく抱いていて
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