mixiユーザー(id:18013379)

2017年09月20日12:46

144 view

大地震続く


 ここにきて地球が活動期に入った。という事ではないと思う。
 地震によるニュースは増えているように感じるが、

 地震計の設置
 ニュースの伝達速度の向上
 未開の地が減って、報道が入り易くなっている
 個人の発信した情報が世界中で閲覧できる


 こうした環境の変化で、例えば国内では震度5以上の地震は増えている。
 地震計をこまめに設置すれば、未知の断層の直上に地震計が設置される確率が上がるのであるから、最大の揺れ、を検知できる可能性も大きくなる。

 今の、日本の「震度」は、人の感じ方や、建物の壊れ方などを指標にした揺れ方の実感であって、地震計が少なかった時代には、人の感じ方は重要だったはず。とはいえ、実際には地震計が振れた「振れ幅」から震度を発表しているのであるから、地震計が無ければ発表のしようはない。阪神・淡路大震災の折、実家のめちゃくちゃな壊れようは確実に震度5以上と考えられたが、地震計が設置されたおらず、断層に沿った幅数百メートル沿いの被害は明らかに大きかったのに、

 「被災地ではない」

 という行政判断。

 政治とはそういうもの。

 現代では、昨年の熊本や大分のような地震でも、地震計の数が増えたおかげで被害の実態に迫り易くなっている。ディメリットは、断層近くの被害が多いのに、ほとんど被害の無い場所の人たちにでも「被害があったのでは」という心配が及んで社会的な混乱が生じやすい問題であろうか?
 地震の被害状況は狭い範囲に限定される場合もあれば、とても広い範囲に及ぶこともあるので、情報の整理や伝達の仕方にはまだまだ改善の余地はある。

 メキシコの地震。M8を超える巨大地震があって、余り時間を置かずにまた巨大地震。連動している、と考えても不思議ではないが、現代においてこうした地震の連動を判断する技術はない。偶然なのか連動なのかを白黒つけるのは困難である。また、世界のどこかで地震が起こると、地球の反対側でも地震が起こり易くなるような気がする。
 これも連動と考えることもできるが、現状ではそうした証拠を示すほどのデータもない。日本でも対岸の火事、と思うのではなく、心配されている東海地震や東南海地震に備えた対策はもう一度確認するときだと思う。避難場所・地震が起こったときの家族との連絡方法・非常食などの備え。普段からやっておきたいことは色々ある。
 勿論、直近9月1日が防災の日だっただけに、こうした備えはやっている人も多いだろうが、メキシコの地震では、まさにそうした訓練をやった日に、本当の地震が来ている。自然現象は侮れないものだと痛感させられる事実である。

 メキシコは元々人口の多い地域ではあったわけだが、近代化されたメキシコシティーには多くの人が集まって生活している。所謂「新大陸」なのだが、ヨーロッパから移り住んだ人たちは、赤道近辺や南米に当初多かったのは事実であった。これは農業のしやすさもあったろう。元々、南米に住んでいる人は多かったし、高い文明もあった。そうした国々も一度滅んでしまったのは、武器の威力の差、というよりはヨーロッパから持ち込まれた伝染病の影響が大きい。そうして勢力のあった国が滅んで、移り住んだ人々や、元々現地にいた人々、そしてその人たちの子孫によって新しい国家群が形成されている。
 南米には、世界でも最も裕福な国の一つだったアルゼンチンや、21世紀になって超絶お金持ちになったエクアドルなどが、結果的に苦しい経済状況に置かれている。時代によって、裕福になった経緯は違うが、ある程度成長し続ける産業が無ければ、同じように豊かさは保てないし、社会の事情が変われば働き方も産業構造も変えていかなければならないという教訓的なものだろう。
 メキシコは地下資源に恵まれている。と一般的には考えられるが、そう思われるのは、資源に頼った経済運用がなされていて、それ以外の産業がなかなか成長しない、という実態があるからだろう。
 メキシコに資源があるのだから、日本にも膨大な資源があるはず、と私は思うが、そう思わせない政治状況は、楽をして地面掘って出てきたものを売るよりも、苦労して高度な工業製品を作り続ける、という産業構造の方が結果的に国が豊かになる、みたいな指針が何となく共有されているからだと思う。

 そのためには、子どもは数学や英語はつつがなく学習して欲しい、と思うのだが、なかなかどうして、豊かな国になった日本ではそう簡単に行ってないのが実情。特に英語は何となく翻訳できる機能が付いているところに、学習意欲をそぐような要因があるとも感じる。
 数学とかでも、その前段階の算数が満足にできない子どもを見ていると、論理的思考以前の問題、と私には見えるが、計算は計算機があるのでできなくても良い、と思うのだろうか? そういう問題でもない話なのだが、便利な道具が子ども力を落としている感じは強く受ける。
 工業分野の現場では、結局分業が進んでいるのが実態だろう。用は現場で作っている人は「計算なんかできなくても良い」という仕様になりつつある。

 そんなことで良いのか、日本?

 ---------------------- ------------------------


■メキシコで地震149人死亡 M7.1、首都で建物倒壊
(朝日新聞デジタル - 09月20日 07:37)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=4773870

 メキシコで19日午後1時14分(日本時間20日午前3時14分)ごろ、同国中部を震源とする強い地震があった。米地質調査所(USGS)によると、地震の規模を示すマグニチュード(M)は7・1で、震源の深さは約51キロ。現地の報道によると、少なくとも149人が死亡した。人口が密集する首都メキシコ市を直撃して建物が倒壊するなど大きな被害が出ており、被害はさらに拡大しそうだ。

 外務省中米カリブ課によると、これまでのところ、日本人の被害情報は入っていない。

 震源に近い中部モレロス州のラミレス知事は地震発生後、ツイッターで少なくとも42人の死亡が確認されたことを明らかにした。中部プエブラ州でも教会や学校など多くの建物が崩れ、多数の死者が出ているという。米CNNスペイン語放送は、倒壊現場で救助隊員らが救出作業にあたる様子を伝えた。

 メキシコでは今月7日深夜、同国南部沖の太平洋を震源とするM8・1の地震が起きたばかり。同地震では震源に近い南部のオアハカ州やチアパス州で98人が死亡し、6万棟以上の建物が全半壊の被害を受けた。

 今回の地震は、人口2千万人を超す世界最大級のメキシコ市都市圏を直撃し、中高層ビルが倒壊して被害を拡大させている。また、地震発生時刻は多くの人が出歩く日中の午後だった。この結果、深夜に発生し、被災地は低層階の住宅が多い地方だった前回に比べて、被害が大きくなっているとみられる。

 19日は、メキシコ市を中心に1万人以上の死者を出した1985年の大地震発生からちょうど32年の節目だった。メキシコ市では同日、追悼行事や避難訓練が行われていた。地震が起きたのは、同市で大規模な避難訓練が終わった約2時間後だったという。

 ペニャニエト大統領は地震発生時、7日の地震で大きな被害を受けたオアハカ州に向かっていたが、急きょメキシコ市に戻り、地震対策のための緊急会議を招集した。

     ◇

 全日空によると、19日夕の成田発メキシコ市行き全日空180便(乗客乗員142人)は、現地の空港の滑走路が一時閉鎖されたため、米ロサンゼルスの空港に着陸した。メキシコ市の空港はその後再開しており、乗客を運ぶ方法を検討中という。(サンパウロ=田村剛)
0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する