京都新聞によると、
京都の河原町通三条の老舗ホテル「京都ロイヤルホテル&スパ」が、
来年1月31日で閉業するのだそうです。
施設の老朽化で改修を検討したものの、多額の耐震費用から売却を決定。
売却先は、現在の建物を取り壊し、新たにホテルを建設する意向だそうです。
地上10階地下3階建て述べ3万4600平方メートル、客室は443室で、結婚式場や宴会場も。
開業から40年長が経過した建物は現行の耐震基準を満たさず、大規模な改修や建て替えが必要。
改修には数十億円規模の費用が必要で、補強材の設置で客室などが狭くなり、
収益性の低下も見込まれるため、投資会社が売却を決定。
既に買い手も決まっています。
1972年に開業。
1986年にはセゾングループ傘下、
そして東京都の投資会社が2001年に取得。
河原町通に面した立地の良さから地元客による宴会利用が多く、
近年は訪日外国人観光客の増加を受けて客室稼働率も順調でした。
なかなか寂しい話です。
昔、地下に非常に多種のビールが置いてあったバーが懐かしいですね。
経営上ではなく、耐震性から無くなるのはなかなか不思議な感じです。
ガソリンスタンドが、タンク改修費用が捻出できず廃業するのに似ている気がします。
安全性の為とは言え、ルール変更は時に不幸を呼びますね。
その境界線上にいる身分としては、思うところ多々ある話です。
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