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2017年09月07日10:39

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銃のない世界


 昨日からぐずつき気味の空模様で、庭に水を撒く仕事から解放されているのはちょっと気楽な感じ。
 庭には二世代目のコスモスがどんどん咲き始め、秋の趣も深まってきている。

 北朝鮮問題で、毎日様々なニュースが飛び交うここ数日。核兵器の是非から、軍隊そのものの必要性などにも考えが及ぶ。そもそも軍隊は

 「暴力を持って、他人の土地を強奪する手段」

 という考え方ならば、倫理的にもその存在は許されない、、、、、、が、そうした侵略行為から「守るため」であれば、なるほど何となく存在が肯定されてしまう。自衛隊はそんな考え方で、何とかその存在が認められている感じではある。

 とは言え、国際的強盗、のようなことを今の社会で許していて良いのか? には大きな疑問を感ずるし、国際テロリストがいるのだからその対抗手段が必要、というのは聞こえが良いが、核ミサイルは必要ないだろう? 「トラックで突っ込んでくるテロリスト」に核ミサイルはない。
 まあ、現実には、航空機をハイジャックされ、町の中心のビルに突っ込むというテロがあったのだから、「空対空ミサイル」は必要だ、と主張されるとなかなか反論も難しくなる。航空機のハイジャックはナイフ1本でもやろうと思えばできる仕事なので、銃を規制すれば済む、というほど単純でもない。

 それでも、武器を作るから、武器を使う人はいる。人と人が対峙しているとき、銃で戦う、というスタイルはやや反則的な感じもする。よってオリンピックなんかでも直接人とは戦わない。皿を打ち抜く、というのが一般的な競技スタイル。

 根本的に、火薬を使った武器、見たいなものを世界的に全面禁止にしたらどうなのか?
 という提言はそろそろあっても良いと思う。要は拳銃なんかも使ってはいけない、作ってもいけない。でも、そうすると警察とか、引用のようなクマに対する対処で困るのでは?

 警察官は、通常 「警棒」 を持っている。あれって、武術を何も身に付けていない相手に対しては、もう絶対的な武器だと思う。つまり、対峙する相手が、剣道6段だとか、プロボクサーだとか、空手の達人なら互角になるかもしれないが、そうではない相手には圧倒的な力であろう。そして相手が上記のような人物であっても、警察官が二人なら問題なく撃退できるのではないかと感じる。
 相手が銃器を携帯していなければ警察官だって、拳銃を使うようなシチュエーションはそれほど発生しないだろうとは感ずる。

 クマが相手の時。
 ひと昔前なら銃なしでどうするの? と考えたかもしれないが、現代なら

 「ボーガン」

 クマを射貫くだけなら、十分な武器だと思う。
 確実に仕留めるには連射のできる銃が無ければつらい、と思うが、本格的に狩猟につかうという事になれば、そのような仕様のものを開発しても良かろうと感じる。
 弓矢の類が、銃に比べて安全とか殺傷能力が低いとか、そんな議論ではなく、小さくてどこにでも隠し持てる銃が、世の中に広く普及してしまっていることは大きな問題だ。引き金を引けば人を殺せる道具だし、そうした道具が存在することが、思想が増大して国家間の戦争に発展すると考えれば、根本の解決には人を殺すための武器を捨てる勇気ということになりはしないかと思う次第である。

 人が人を恐れ、思考が増大し、先に殺らなければ、自分が殺られてしまう。とか考えるから武器が必要になる。護身用の武器という観点なら、手の届く範囲でしか使えないスタンガンとか、目をつぶしてしまう唐辛子の入ったスプレーとか、選択肢は色々あって、相手が銃を持っていなければ、という条件下なら自分にも銃が必要、とはならない。

 アメリカで「銃を持つ権利」があるのは、開拓史時代に、自分の身を自分で守っていく、そういうために考え出された権利である。けれども、もう今は開拓史時代ではない。それでも相手が銃を持っていたら、と考えるのはそれだけ社会に銃が普及しているからだろう。まじめに考えればこうした馬鹿げた権利は無くすこともできるはず。

 そして、アメリカが核ミサイルを持っているのだから、自分たちも核ミサイルを持たなければ対等の話し合いができない、という論理にも一定の整合性はある。国連安全保障理事会の常任理事国がすべて核保有国、という現実は説得力がある。北朝鮮に核放棄をさせるには、国連常任理事国が自ら軍縮を提案していくだけでなく、核保有を国際交渉の条件にしないことが必要だと感ずる。
 そういう意味では、トランプ大統領の言動の中には、自分たちも核ミサイルを撃ち込める、という意図が安易に入っていて、やっていることは「同じだ」と思わざるを得ない。
 
 核開発をやめなければピョンヤンを攻撃して多数の人命が犠牲になる、みたいな論理で話を進めるのは無理筋だろう。核開発が不可能になるように、原子力技術や核燃料の管理には厳しい法律を作ってきていた。けれども、昨今の日本からベトナムなどへの原子炉の輸出という政策自体は、ちょっと間違った向きではないかと思える。
 原子炉は基本的に全面禁止の方向で物事を進めていくべきだし、学術研究のため、医療用のため、という細々とした利用ならともかく、膨大なプルトニウムが生産できてしまうような使い方は、その使い方自体が「誤った方向」と言えるのではないか?

 アメリカでも、かつてカーター大統領がそうした思想に基づいて、原子力発電を禁止する方向性を打ち出したことがある。結果論だが、石炭を使った発電技術は大きく進展して安全に電気を作れるようになった。
 「石油が枯渇する」という嘘、「地球が温暖化する」という嘘。嘘に嘘を塗り固めて、人類を滅亡に追い込むような武器をじゃんじゃん作ってしまっているのは、一体何をやっているのか分からない。そろそろ問題の本質に立ち返って、戦争などそもそも何も生み出さない。そんなことに使うお金があるなら、もっと効果的な幸福追求の方法がある、ということに気付いた国際的話し合いが求められる段階だろう。

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「クマが校庭に」猟友会が射殺
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=4753626

 6日午前11時半ごろ、岐阜県高山市奥飛騨温泉郷栃尾の市立栃尾小学校(児童64人)から「クマが校庭に入ってきた」と110番があった。駆けつけた警察官や地元猟友会員が校庭の立ち木に登っていたクマを見つけ、立ち去る様子がないため約1時間後に猟友会員が射殺した。けが人はいなかった。

 県警によると、体長約1メートル、推定体重100キロの成獣オスのツキノワグマ。高さ約15メートルの木の地上から3メートル付近にいた。同校は当時授業中で、校内放送で注意を呼びかけた。教職員が徒歩通学の児童を自宅まで送った。

 現場は市役所から北東約20キロの山間部。市によると、今年度の市内のクマ目撃情報は8月末現在252件で、前年度同月比で159件増加している。【沼田亮】
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