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2017年09月06日21:14

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東京美術館巡り(5)

9月3日

早朝6時〜9時に 新宿の酸素カプセルに入って 体力を回復し、国立近代美術館に行った。

ここは午前9時半からやっていると思ったら、午前10時だったので、少し待った。

今回は常設展だけ観ることにしていた。

原田直次郎「騎龍観音」の絵が見たくて、出かける前に その絵が展示されているかどうかを調べていた。
「リアルのゆくえ」の展覧会の講演会の中で、「騎龍観音」の話が出てきて、その絵が借りられなかったと残念そうに碧南市藤井達吉現代美術館の館長が言っていたのを思い出し、「現物を見て来よう。」と、思った。

「騎龍観音」の絵は、国立近代美術館で 何度も観ている絵であるが、こうして改めて観ると、龍が とてもリアルに描いてあった。説明書きによると、犬や鳥を写生して描いた絵だという。龍の歯が 犬の歯そっくりだった。
龍は想像上のものだが、実際に そこに存在するように見えた。

午前11時になると、ボランティアガイドさんが 絵の説明をするというので、聞いていたが、この絵の説明はなかった。

説明してくれた絵は、川端龍子「草炎」で、背景は 黒ではなくて、群青色。金色で草を描いている。生命力が溢れている。この中にツユクサが描かれていて、そこにだけ紫の色が付いている。あとは全部金色。

高村光太郎「手」 このポーズを実際にやってみると できない。手に力が入っている。

長谷川利行「カフェ・パウリスタ」・・・・この絵は下宿代として絵を置いていったもので、長い間行方不明だった。テレビの「鑑定団」で 下宿の大家さんの息子が この絵を出してきた。それを購入。この人は 絵を描いて生活していて、絵を売って 飲み代にしたりしていた。素早く描く人で、2時間くらいで絵を完成させるそうだ。
その時のその風景を 素早く描き、その時の感動を絵にできた人である。
この絵は カフェの開店前なのか 閉店直後の絵なのか 

荻原守衛「女」・・・・中村屋の女主人がモデルだと言われている。
「文覚」・・・・ある人妻に恋をして、夫を殺そうと思ったら 彼女を殺してしまった僧を彫刻にした。 自分になぞらえたのか。

藤田嗣治・・・乳白色が特徴。面相筆で線を描いている

カンディンスキー・・・何が描いてあるのか分からないが、全体にメロディーを感じませんか?部分と全体を良く見て。

このへんで 1時間が過ぎたので、途中で 退出した。






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