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2017年09月05日23:28

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ウルトラセブン参上!

夏の終わりに連休を取り、弟親子と2家族で福島のスパリゾートハワイアンズへ。滅茶苦茶な混雑ぶり(「スパリゾート 混雑」で検索した結果とだいたい同じ感じ)だが道中、入場時はさほどの渋滞もなく、それなりの時間を過ごす。
米どころなのに地酒が飲めなかったのが残念。

・ゴール・オブ・ザ・デッド



フランス発、パッケージから出オチ感ハンパないサッカー×ゾンビ、しかも異例の「前半戦」「後半戦」2部構成の異色作をまとめて鑑賞。
冒頭は「移籍の結果故郷に拒絶されたベテラン選手の悲哀」を描いた映画として良い出来で、メンバー紹介・チームの苦境に加え、裏で蠢く不穏な気配など、ゾンビ及びB級ホラーのスタンダードをも良い雰囲気で描けていた。
とはいえ基本的に低予算でゴアも控えめ。感染方法が噛み付きではなくゲロぶっかけというのは絵面が汚くなるが、血糊や特殊メイクを使用しない安上がりな方法なんだろう。感染した選手が顔の皮膚が割れて凶暴化するシークエンスはなかなかの迫力だし、もとがサッカー選手+暴徒化した観客ということで「走るゾンビ」との親和性も高い。
案の定、頭をゴールに蹴り込む描写もあるんですがかなりショボい。ジャケ写のようにダイナミックに蹴って欲しいですね。
引退間近のベテラン選手である主人公サム・ロリ役のアルバン・ルノワールは男前な風貌、落ち着いた演技、哀愁漂う背中でなかなかの好感触。対称的な若くてチャラい天才選手イドリス役のアーメド・シラとの絡みは画面映えする。

紛うことなきB級だが意外と手堅い仕上がりになっており、調べると前半戦の監督は佳作ゾンビ映画「ザ・ホード 死霊の大群」のバンジャマン・ロシェと知って納得。
半分シリアス・半分コメディだが、どっちかに振った方が良かったように思う。笑える部分もいくつかあったので、そっちに振ればよかったかな。
前半戦終了後のスタッフロールでは前半のダイジェストの他に、本編では流れなかった裏シーンもちょろっと流れるので見逃さないように。
対して後半戦、つまり映画終了後のスタッフロールの一幕は完全に蛇足。「ショーン」のようなほのぼの感を狙ったのかもしれないがスパっと終った方が良かった。


ジョン・ウィック チャプター2



アクションは前作の正統進化系。必ず頭を撃ち抜く仕留め方はプロフェッショナルっぽくて好印象。燃えよドラゴンのオマージュらしきミラーハウスでの戦闘、鉛筆で「伝説」の再現も残酷さ含め良かった。敵もジョンもターゲットを認識した瞬間、ためらいもなくシームレスに即殺し合い、流れるように大量殺人が行われているのに悲壮感のかけらもなく、逆にテンションUPUP!ヒャッハーと叫びたくなります。
半面、ストーリーはかなり強引。前作ほどの動機づけがないため、ジョンが無理矢理復讐心を起こしているように見える(劇中で言われているように「復讐に憑りつかれている」と観ることもできるが)平穏な生活を乱される→殺し→裏切り→皆殺しみたいな単純なシークエンスの繰り返し、前作の「掃除」のような戦闘以外での求心力というか印象に残るシーンもなかったし、敵たちも軒並み「殺される装置」なので感情移入する暇もなし。
コモン演じるカシアンは「あ、ジョンと互角に近いくらい強いんだろうな」という凄味、オーラがタップリだし、「トリプルX再起動」「バイオハザード・ファイナル」とここ最近すっかり「強くてカッチョイイ女」としてハート鷲掴み中のルビー・ローズも存在感を示していたので決してメインキャラが無個性という訳ではないんですが。
殺し屋業界をさらに深く掘り下げたのは良かった。しかし殺し屋多すぎ、業界デカすぎだろ。一億総殺し屋祭り。
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