「湯築城」見学の4回目。
最後の見学場所は「土塁展示室」です。
湯築城跡には貴重な遺構が良好に残っている。
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「外堀土塁」
この土塁は外堀を掘った時に出た土を盛り上げており、「掻揚げ土塁」(かきあげどるい)と呼ぶ。
これは敵の侵入を防ぐと共に外から城内の様子を隠す目的がある。
↑(TOP左画像)
「土塁展示室」
土塁を断ち割って展示室を建設。
↑(TOP右画像)
土層断面を現地公開しているのは全国的に珍しい展示方法です。
土の色や種類を観察すると・・土塁内部の構造や築造過程がよく分かる。
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反対側は各地層を解説。
弥生時代層や砂層、礫(れき)層、砂礫(されき)層、灰黄褐色(かいおうかっしょく)層等、盛り土に違いがある。
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この地層の断面を見ると・・
掘った土の種類と積まれた位置により土塁の築造方法が解説図のように推測される。
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土塁築造イメージ図
外堀土塁は断面が台形状で規模は基底幅約20m、高さ約5m、総延長約900mになる。
ちなみに約300人で掘っても6ヶ月位かかる土の量を掻揚げ(盛り土)していると言う。
ところで、ここでも城内スタンプラリーがありました。
資料館、武家屋敷1、武家屋敷2、土塁展示室の計4か所でスタンプを押して制覇すると・・
見学記念ペーパークラフトと記念ハガキがもらえる。
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「見学記念ペーパークラフト」(非売品)
「武家屋敷」と「からめて門」が組立出来る。
無料施設なのに中々サービスが良いですよ。
松山観光で道後に行くなら温泉浴だけでなく、ここ「湯築城跡」にもぜひ訪れてほしいと思う。
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