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2017年08月20日21:05

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HANABI

■打ち上げ花火、下から見るか 横から見るか
(新房昭之総監督、武内宣之監督)

打ち上げ花火、心斜め15度から見るべしと思いました。タイムリープ的に。

シャフト&新房監督(と言うか総監督なのね)の新作。知らなかったですが元は1993年のドラマと1995年の実写映画だったんですね。
ネット上では何故か「君の名は。」的なものを期待して観る人が多いらしいという話も見かけますがそうなんですかね。自分はシャフトと聞いた時点でそういう感覚は持っていなかったので、とりあえずは「やっぱりシャフトらしかった」と思いました(おぃ)
壮大なストーリーとか感動の展開とかでは無いですが、「すこしふしぎ系」の青春物の小品という感じで、悪くは無かったんじゃないかと。

以下ネタバレ注意。

映画を観に行った時点では「タイムリープ系の話」らしいと認識していましたが、どちらかというとパラレルワールド系の話でした。と言うかかなりファンタジーですね。
リープの原因は謎のもしも玉らしいけど納得感は無いですね。「何故そうなる」とか深く考えずに「そういうものだ」で流しちゃうべきかなと。
主人公が「もしも〜していれば」と願った方向に(かなり御都合的に)進みますけど、どこだったかで「もしもボックス」という感想を見かけて的確で笑いました。

ストーリーとして途中の展開は特に分かりにくいところは無かったかと思いますが、ラストのオチはちょっと首を傾げました。
ラストで主人公が「いない」のは、解釈は色々想像出来ますけどどういうことなのやら。違う世界に行ったまま戻っていないとか、はたまた駆け落ちが成功してしまったとか考えますが、どうもしっくり来ないかなあ。
「逃げられないのは分かっているけど今晩だけでも母から逃れたい」思いや、ヒロイン・なずなと主人公の別れと成長を描くなら主人公は教室にいるべきだとも思うのですけど。

主人公や友人達を見ていて、中学生(設定だと中一ですね)にしてはえらくガキっぽいと思いましたが、元作品だと小学生設定だったそうで。
あの行動言動の幼さや不器用さを見ていると小学生設定だった方がしっくり来た気はしました。それだと観に行ったかどうか分かりませんけど。
主人公の友人は、「自分が誘われた」ケースだとヘタレて逃げるチキンなのに、逆のケースだと怒って面倒くさいなあと。まあ、その辺の場面は言えばいいことをはっきり言わない主人公にもイラッと来るんですけどね(^^;

なずなも、主人公や友人に比べれば大人っぽいですが、やっぱり子供ではありますね。それを言ったら考え無しで浮気性で身勝手ななずな母もガキ大人なんですけど(^^;
なずなの「ビッチの血を引いている」発言はインパクトがありました。
あと、なずな母については、娘がどこにいても見つけて追いかけてくる探知能力が恐ろしかったかと(笑)

学校の先生が可愛かったですが、世界が変わると先生の胸も被害を受けてるわけですかね。ヒドい(^^;

花火の形で「違う世界」を表すアイデアは面白かったかと思います。
花火は普通どこから見ても丸いですけど、絵柄系の花火なら平べったいものもありますね。しだれ柳の花火上もしくは真下から見てみたいかなあ。
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