mixiユーザー(id:21100113)

2017年07月12日17:01

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又々 ガイジンが「ニッポンよいしょ」の右翼本を出版

著者は、ヘンリー・スコット・ストークス と言う英国人だそうですが、名前から察するに、この人ケルト系の英国人ではないかと思います。 

タイトルは『大東亜戦争は、日本が勝った!』 と言うもので、「日本会議」様御推奨 ! に成りそうな書籍です。 

“スコット”と言うミドルネームの事から推量して、今現在日本が置かれている状況と、1704年以来スコットランドが置かれている状況との、まことに良く似た「悲哀を感じる状況」から、此のストークス氏は両者を重ね合せて、日本にこよなく愛着を感じて、この様な著作を著わしたのでは無いかと、私は邪推する次第です。

彼の主張は、20世紀前半まで、欧米列強が、アフリカ、中東、アジア、南米、に植民地を構築して富を吸い上げて来た事に対して、その中の、アジアに関する欧米の植民地からの解放を目指して戦ったのが先の太平洋戦争で、為に、その後これ等の植民地は続々と「独立」を果たした。 即ち「大東亜共栄圏」と言う思想は正しかったのだ ! と言う持論ですが、此れは将に素っ頓狂なコジツケである。 と私は思います。

確かにあの戦争を契機にして、アジアの植民地諸国は独立を果たしましたが、其れは大きな歴史の必然性であったのです。

日清戦争は、朝鮮半島における日本の権益確保であり、日露戦争はロシアの南下政策を防止する為の戦争であり、泥沼の日中戦争は満州や北支に対する権益確保の戦いであったのです。
その間、日本は石原莞爾などの唱える「大東亜共栄圏」の名のもとに、東南アジア各国の指導者を亡命または留学させて、自陣営への取り込みを企て一部は成功したかに見えましたが、此れを阻止する欧米の本国に残留するリーダーたちへの懐柔政策によって、日本の目論見は頓挫した観を呈したのです。

20世紀の世界戦争における日本の立場は、結果論として且っての植民地を独立させはしましたが、その動機は不純であり、その後に起きた事実が植民地解放を招来したと言うものです。

彼「ストークス」は、その結果の一点のみを取り上げて恰も日本が救世主の様な論を張って居ますが、此れは将に「木を見て森を見ず」の言葉をうまく利用して、自らの著書を売る為のネタにした、と言う売文業者と言うべきです。

新聞の広告に読者の感想文が載って居ますが、その殆どは『白人に脇の下を擽られている』のを無邪気に喜んでいるに過ぎません。扱い易い馬鹿日本人です。

私の数少ない欧米人との付き合いの結果、彼ら白人の抜きがたい性癖は、〈有色人種に対する優位性〉である事を痛いほど確認しております。
この「ストークス」も、ブリテン島における「ケルト」が長い抑圧の歴史を生きて来た事から、今、米国の「植民地状態」である日本を励ます心算で書いたのかも知れませんが、別に有り難がるほどのものでは有りません。

日本人のナショナリズムに付け込んで、金儲けを企む白人を有り難がるなどバカの骨頂です。
著者は、こんな本を書く暇が有って、本当に日本を思う心が有るなら、アメリカ一辺倒の「安倍自・公政権」を厳しく論破する著書を出すべきでは無いでしょうかねェ。
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