怪獣総進撃

ここ2.3日体調を崩しておりそれどころではなかったのだが、PS3の「バイオショックインフィニット」をプレイ中。とりあえずストーリーをイージー・ノーマルでひととおりクリア。
各所で絶賛されている本作だけれど、1.2とはかなり趣が異なる作品となっているのでシリーズのファンも好き嫌いはあるんじゃないかな。個人的には1.2の方が好みだった。



・グレートウォール



歴史的建造物の謎に迫る物語かと思って予告を観たら人類vsモンスターの戦争映画だったでござるの巻。これ、アメリカで大コケしたらしいけど納得だよ。だってあの「バトルシップ」の系譜を継ぐ奴だもん。ド派手でスペクタクルで超楽しいけどツッコミどころ満載でご都合主義でテーマはおざなり。でも楽しいのでOK!
映像・美術が美しくアクションとカメラワークも抜群！中国の広大な山野と大都市、絢爛豪華な調度品、綺麗に色分けされ、一糸乱れぬ禁軍の動きと、襲い掛かって来る怪物軍団のスケールは圧巻で、時に血生臭く、時に鮮やかで、時にトンチキなバトルに震える！　バンジージャンプとかマジわけわかんない。案の定「シャークトパス」みたいにパックリいかれてるし。

「バトルシップ」「トリプルX」「キング・オブ・エジプト」あたりが好きな人には垂涎の1作。是非とも大画面、爆音での鑑賞がおススメ。
そうでない人もとりあえず、「キングコング」ではパッとしなかったジン・ティエンのキリっとした美貌を堪能するだけで料金分以上の価値はあり。ホンマ眼福ですよ。
そうそう、ツッコミどころはマジでここにいちいち書ききれないほど多すぎるんで、一つ一つ探してみるのも楽しいですね！


・世界の果てまでヒャッハー！



結婚間近の彼女やバカ友達と、はるばるブラジルまで婚前旅行にやってきたフランス人が巻き込まれた珍道中。フランス映画ってもう少し格調高くて大人しくて退屈で…という偏見を覆す爽快でそこそこ下品な、ゲラゲラ笑えるコメディ。
序盤はバカなフランス人たちの馬鹿騒ぎと、主人公フランクの凹みっぷりを延々と見せられるのだが20分過ぎからが本番。残された映像を頼りに消えた男たちとババアを探すファウンドフッテージに急変。ただアホなだけの映画と思いきや、細かい伏線をきっちり張って回収して、最後のカタルシスに繋がっているのは見事。

基本的には「ハングオーバー」を彷彿とさせる、笑い満載の珍道中。ババアがブッ飛んでて、男どもは総じてアホでまさに「悪友」、アッパーなノータリンかと思っていたギャル2人組が一番マトモで優しさ(+打算)もあると。この手の映画にしては登場人物が多めなんですがみんなしっかりキャラが立っているのも◎。

ブラジルの雄大な自然は必見。ナマケモノとガイドの再登場に爆笑。ファウンドフッテージの宿命としてカメラは手振れが激しく苦手な人は酔うかもしれないし(自分は大丈夫でしたが)、R15程度の下ネタが入っているのでご家族でとはいかないけれど、軽く観られてしっかりハッピーエンドな良質ムービーでした。