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2017年07月04日21:36

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ミニ四駆の改造 基礎知識1

ここでは、きまぐれにかつて語ったミニ四駆の基礎知識を適当に書きます。

まずは「ミニ四駆という商品の開発された経緯」から。
テレビのミニ四駆特集とかである程度は語らえていますが、ミニ四駆が無い頃はタミヤ模型のヒット商品は「RCカー」や「戦車や戦闘機の模型」でした。

ラジコン操作の走らせるホビーとして、当時の子供達にとってRCカーは憧れであったものの「値段がべらぼうに高い」という点から当時のお財布事情ではRCカーはかなりハードルが高かったようです(生まれる前だったのでテレビ知識からの憶測です)。

そこで田宮模型の製品開発課の人が「子供でも気軽に遊べるRCカーに似たダウンスケールモデル」として開発したのが「ミニ四駆」でした。

当時は当然ながら「ミニ四駆コース」なんてものが無く、現在も同じく「プロポ操作で自由に動かせる」要素が無い「まっすぐ走るだけの車のおもちゃ」でした。

そのため、「当時は子供が追いかけて、壁に当たったら回収する」か「ダッシュ四駆郎みたいにガイドスティックみたいな竿を使ってマシンを制御していた」ともネットで語られています。

簡単に言えば「開発段階では手探りだったため、まだそれほど技術的に進歩してなかった」という事ですね。

そんな中で、とあるタミヤスタッフさんが「バケツの側面でマシンを走らせたらマシンが側面を回り続ける」という現象を見て、「周回性のコースにしよう」と考えたのが現在でもよく見る「市販コース」ことミニ四駆コースの始まりでした。

田宮模型さんはとりあえず試験的に「ミニ四駆公式レース」として「試験的に子供達にミニ四駆コースでミニ四駆を走らせてもらってデータを取る」事をはじめました。

そこから「裁縫セットの待針」が「スタビライザーポール」に進化したり、「服のボタン」が「ガイドローラー」へと進化しました。

今の高加工マシンを流行らせたのが明らかに「第1次ブームの当時世代」や「第2次ブームのパパマシン勢」という事がよく分かる内容ですね。

要するに「先駆者になれば採用される可能性がある」という良例です。

現在では「東北ダンパー」が「ボールリンクマスダンパー」になったり、「ペラタイヤ」が「ローハイトタイヤ」になったりしています。

つまり、いつの時代も「ミニ四駆を育てたのは実際に使っているユーザー側」という事がよく分かります。
しかし、「製品としての安全性を削ぐ改造」は、どの道危険な要素となるため個人的には賛同しかねます(「作ってはダメ」とはならないにしても、「改造に対する自己責任」は負う必要があるため、チームメンバーで庇い合う行為は結局「責任逃避」となって責任問題に問われます)。
そして、今実続く「ミニ四駆の遊び」となるわけですね。

次に「モーターとギヤ比」についてですね。

そもそも「モーター」と「ギヤ比」をそれぞれカテゴリーごとに分けた場合、「組合せを採用する基準」というのを各ユーザがどう考えているかという事ですね。

例で私が言うなれば
「レブチューンは高回転モーター」
「トルクチューンはトルク重視のモーター」
「アトミックチューンは平均的なスポーツモーター」

と当たり前な事を語りますが、これを「当たり前」と考える時点で浅い考えと思いますよ。

これを「頭文字D」等の実車基準で言えば

レブチューン⇒VTECエンジン等の高回転エンジン
トルクチューン⇒NAスープラ等の大排気量エンジン
アトミックチューン⇒NAシルビア等に使用されている平均的なスポーツエンジン

ダッシュモーターになれば、上記のモーターに「ターボ」が付くか「メカチューン」仕様のエンジンといった感じでしょう。

ただし、モーターは「電力供給量」に持続力が左右されるため、実車のエンジンの特性と合わない要素もあります。

次に「ギヤ比」ですがこれを考えれば「5速ギヤ基準」で

5:1 標準ギヤ⇒2速幅全て
4.2:1 スピードギヤ⇒2速上〜3速中間
4:1 ハイスピードギヤ⇒3速下〜3速上
3.7:1 チョイ速ギヤ⇒3速上〜4速中間から少し上
3.5:1 超速ギヤ⇒4速中間から5速中間から少し上(5速トップは組み合わせるモーターがかなりの高出力モーターだった場合、限界突破で可能)

と考えれば、レッツ&ゴーの星場 豪のマグナムセイバーやVマグナムで採用されている「レブチューン+5:1」とは「VTECエンジンの高回転で2速でぶんぶんに回す」仕様というのが分かる。

VTECエンジン愛好家からすれば「上の回転数でぶっ飛ばせばかなりの勢いが出る」のは承知の事実だが、「峠でもない限り2速でぶん回しても上が頭打ちになって速度的には総合的に遅い」とされ、結局は「モーターのパワー」に起因してしまい「モーターのトルクが低いうえに電力消費量が多いレブチューンでは苦戦する」というのがネット知識である。

なので、実は「レブチューン+5:1」は低速コーナー主体ではかなりぶん回せるコーナリング仕様である(ただし、トルク抜けを避ける為にフロントスライドダンパーにソフトスプリング等を採用してコーナーでトルクが落ちないようにする工夫がいる)

対して、第2次ブームの主流セッティングであり、星場 烈こと烈兄貴のVソニックでセッティングされていた「トルクチューン+3.5:1(当時では3.8:1表記)」は上記で言えば「NAスープラ等の大排気量エンジンを4〜5速で速度を落とさないように走る」という「首都高向け走行」であると想定できる。

結局、ゲームの首都高バトルでも実際に首都高でのC1や新環状線で使うギヤ比は「3速〜5速」となるため、実は組合せとしては一番理にかなっている。

これが「マグナムとソニックのセッティングの違い」として出ており、リアルの第2次ブーム世代からすると実経験から「ソニックのセッティングの方が使える」と納得されている流れとなる。

ちなみに月影TAKAが一番好みの仕様は

「大径ワンウェイ+トルクチューン+3.7:1」(ビッグバンゴースト)
「大径ホイール+アトミックチューン+3.7:1」(トムゴディスペシャル)
「小径ローハイトホイール+ライトダッシュ+3.5:1」(ディオスパーダ)

となる。
どれも銅ブラシモーター基準のライトチューンだが実際の店舗コースでは周囲のマシンと合わせやすい組合せなので、個人的には好みです。

簡単に書くとこんな感じです。
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