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2017年06月22日08:24

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Saving Private Ryan

D−DAY (第二次世界大戦においてドイツに占領されたフランスを奪還すべく英米他連合軍が行った上陸作戦)について知見を深めるため、とある映画を鑑賞した。プライベートライアン。随分古い映画(1998年公開)。もちろん何度か見たことがあったのだが、それがD-DAyだったという認識がなかった。あとはトムハンクスが主演している、ということは勿論知っていたが(というか初見は彼が主演しているから観た)、プライベートライアンのライアンというのは人名なのだが、そのライアンを演じていたのがマッドデイモンだとは知らなかった。

いきなり凄惨な戦闘シーンから始まる。画像のトーンやら、ロケーションの作り込みやらというのは、同上陸作戦に従軍記者として同行したロバートキャパの写真をイメージさせる。彼が彼の地で撮影した百数十枚の歴史的写真のうち、その大部分は11枚のみを残し、ダメになってしまった(現像中にミスられた)のだが、その歴史的消失を補って余りある、とはいわないが、衝撃的だった。この映像をスピルバーグをして作らしめたのがあの11枚であるなら、やはり、その写真というのは、偉大だ。

最近とある文章を書くため、キャパ関係の書籍を大量に読んでいる。そしてDL(締切)も迫っているので、そろそろ、書き始めなければならないなあ、などと焦っている。そんな状況からせめて精神的くらいは楽になろうとの画策なのか,映画を観てしまった。が、緊迫した戦闘シーンが断続的に描かれているだけ、余計に焦燥が募りもした。が、さすがアカデミー賞11部門にノミネートされ、興行的にも大成功しただけあり、ほぼ3時間の鑑賞時間を短いと思わせない、内容だった。

ちなみにキャパもスピルバーグもユダヤ人。そしてDーDAYを描くのに意識しない訳にはいかず、キャパの写真はモノクロで、スピルバーグはカラーなのだが、既述のとおり、トーンが似ていた。とあるシーンに、いわゆるピンボケや、フィルムの外枠的な模様が入り込んでいるところなどが挿入されていた。
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