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2017年06月18日14:53

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ナツメグ・ミル

ナツメグを使うようになったのは、ハンバーグの作り方を覚えた、中学生の頃でした。
最初は粉末。
それまで肉の味付けと言えば、塩、胡椒だったけど、洋食屋さんのハンバーグとは全然違う。少し甘いような香ばしい香り。
ミートソース・スパゲティとかにも入ってる…これは何だろう?
一応、手に入る物で色々試してはいたのです。ニンニク、ショウガ、違う。
で、当時「ハンバーグの素」みたいなの(ひき肉に混ぜれば出来る、パン粉と香辛料を混ぜたもの。水を加えるとかだった)が出たのですが、1回分としては値段が高いので原材料を見たらナツメグとある…ナツメグ?確か香辛料のコーナーにあったような…ありました。S&Bの瓶入り粉末のナツメグでした。

ああ!これこれ、この香り!
そして、世の中にはコショウと七味唐辛子の他にも、香辛料があると知ったのだった。
(七味唐辛子は関西の呼び名で、関東では「七色唐辛子」なのだそう)
しかし、ナツメグの元の形を知らなかったのだが、同じメーカーの瓶詰でホールが売ってたんですね。堅い木の実みたいなの。
どうやって使うか分からない。家庭科の教科書には載っていない。
???ところで、ウチはよく母がプロセス・チーズ(当時チーズといえば近所で買えるのは雪印のプロセスチーズ)を冷蔵庫に放置するものだから、堅くなったチーズがよく残ってた。
捨てようとするのだが、母は捨てない…カビるまで放置する戦後、食糧難で育った人。

たまたま、粉チーズは堅いチーズをおろした物だと知って、その堅くなったチーズをおろし金でおろしてみたら、立派な粉チーズになった。
なるほど、堅い物はおろせば使える…それでナツメグ・ホールを買ってきて、削ってみたら…!!
もう、粉末のナツメグとは全然違う!香りが強い!少量で済むからホールが経済的。
以後、ナツメグはホールを普通のおろし金でガリガリしてました。

それから10年後、世の中バブル景気で池袋西武デパートから「グルメ」ブームになった。池袋西武に行けば一流の食材と調理器具がある、と話題になった。
胡椒挽き(木製のペッパーミル)があるんだから、ハンバーグに使われるナツメグを削る器具があるんじゃないか?と見に行った。

今みたくさ、パソコン無いからね。情報は主に雑誌とテレビなの。

あった…高かった目それがプジョー社の木製ナツメグ・ミル。
今は100均でミル付きペッパーなんか売ってるけど、その頃はそういう高いミルでゴリゴリするしか、知らなかったのね。
…うーん、5000円もするなら、少し高いステンレス300円のおろし金でゴリゴリするわもうやだ〜(悲しい顔)

で、ずーっとナツメグはおろし金でゴリゴリしてたんだけど…
最近、指の関節が痛くてナツメグをおろすのが難儀になってきた。
電動ミルとか使ってみたけど、ナツメグの匂いがミルに付くと取れなくなるので、専用の手頃なミルが無いかなぁ?
コショウ用のペッパーミルは、ホールを砕かないと使えません。砕くのが大変で、まだおろし金で削った方がマシ。

で検索してみたら…ミルにグレーター(おろし器)だの、色々あるんですね。
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/column/20150323/1063312/

やっぱ、プジョーかぁ。
プジョーのルーツは粉ひき屋さんだったんですね。
…「長靴を履いた猫」に出てくる3人兄弟のお兄さんでしょうか?父親の遺産で粉ひき小屋を貰って一番得したのは。
http://www.about.peugeot.co.jp/history-1532/

色々、勉強になるなぁ。
長男が「プジョーが良いでしょ!プジョーにして!」と拘るので、プジョーにしました。
結婚した時、夫がプジョーのペッパーミルを持っていて、ある時壊れたけど「10年以上もった」と言ってたしね。

ナツメグのメース(外皮)というのも、買ってみました。
バリ島の時の権力者が「ナツメグの木を根こそぎ切って、メースを植えよ」と言った逸話があるそうな。

PS・ 外皮じゃなくて種皮でした…ごめんね、どみさんあせあせ
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