ちょっとホラーな洗濯機の謎

ミクさんが洗濯機分解について書いてらしたので思い出した、結婚前の、30年以上も前の話なんだけど。

実母の統合失調症の治療が上手く行かず、精神病院のある町に家出したのです。
精神病院もあるが競輪場もあり、競輪場の近くにリサイクルショップがあったので、そこで家電と自転車を調達しました。
洗濯機は当時まだ販売されてた、アナログの２槽式を7000円で手に入れ喜んでおりました。２槽式なんて息子達は知らないだろう、平成の洗濯機は全自動だもんね。

えーーっとね、２槽式というのは洗濯槽と脱水層が別々に付いてて、洗ったら脱水槽に洗濯物を移して絞ってたのよ。自動じゃない洗濯機の説明は書いてみたけど、面倒だから省く。

さて、中古の洗濯機を使ってみたら、脱水機が回らない…うわぁ中古で失敗した、と思ったけど口惜しいから縦長の脱水機を覗き込むと、大きめのプラスネジ一個で止まってるだけ。
それでプラスドライバーを買いに行き、底ネジを外してみたら、脱水機が外れて持ち上げると、固まった髪の毛がズルズルと脱水槽の底に付いてきたのです。
長い髪の毛の中にヘアピンも沢山絡まっていました…？？？？だったけど、洗濯したい気持ちが勝り、取り除いてスイッチを入れたら、直った
それにしても、あの髪の毛とヘアピンの固まり、どうやって付いたんだろう？
気持ち悪いから掃除しようと思い、洗濯槽も外れたので底を見たけど、洗濯槽はキレイだった。
　
その時の自分の想像では、ヘアピースか何かを洗って脱水したのか、と当たりを付けて納得した。しかし…
当時でも洗濯ネットはあったから、何で使わなかったのかしら？
「ヒトの頭でも洗ったんか？」とふざけた考えが頭をよぎって、怖くなりました。

千葉県は殺人事件が東京より多いのです。死体の処理や埋めたり隠したりが、山林でも海でも容易だからでしょう
でも、その洗濯機は3年後に実家へ帰ってからも調子良く使えてました。
前の所有者のことなんか、考えて無かったわ。