マラパスクア島でのリラ〜ックスした日々も終わりの時を迎え、ついに島を離れる日がやってきました。
この後は、日本への飛行機が出るマニラに向けて移動の旅です。
まずは、セブ島北端に近いマヤへ。
8年前はここからレイテ島のサン・イシドロまで船が出ていたのですが、今回マヤからマラパスクア島へ行く舟の船頭さんに聞いたところ「無い」と言うのです。
それなら再びセブ・シティに行かねばなりませんが、疑りぶかい僕はマラパスクアのコテージのおねえさんにも聞いてみたのです。
すると、やっぱり「旧港から出ている」と言います。
ただ、僕が記憶している10時発ではなく、11時発だと。
一方、マラパスクア島からマヤへの舟は始発が7時でそれから30分おきに出ます。
そして、新港から旧港までは歩いて30分ほど。
ということで、疑り深くて慎重派の僕は10時発の舟があるという前提で、マラパスクアを7時半に出る舟に乗りました。
最悪、セブ・シティに行かなくてはならないことも覚悟して…。
僕が乗った舟はほとんど乗客が乗ってない代わりに、大量のビールの空きケースを積んでいました。
そのせいかと思うのですが、この舟は新港ではなく旧港に着いたのです。
ラッキー!
しかも、サン・イシドロ行きの船もあったし、出発は10時とのこと。
情報はどちらもエエカゲンなものでした…(笑)。
思いのほか時間ができたので、まずは腹ごしらえ。
この先何があるかわかりませんから、たっぷりと食べておくのです…(笑)。
さて、8年前には直接乗り込めた船ですが、今回は沖に泊まっている本船に小舟で向かわねばなりません。
20ペソ(46円)を稼がせるために…。
乗客がぎっしり乗った小舟で、約20分で本船に到着。
こちらはガラガラ…(笑)。
さあ、いよいよ出発だと思ったのですが、なぜか船は動こうとはしません。
何を待っているのかわからないまま時間が過ぎていきますが、ここでイライラするようでは途上国の旅を楽しむことはできません…(笑)。
そして1時間近く経った頃、一艘の小舟がやってきました。
「まだ乗ってない客がおったんか…」と思ったのですが、そうではありませんでした。
乗っていた数人は全員が船のスタッフ。
何をしてたか知らんけど、船員が客を待たせていたのでした…。
けっきょく船が出たのは11時。
コテージのオネエサンが言うてたのは正解だったと言えるかも…(笑)。
マラパスクアの海は綺麗でしたが、マヤ沖の海も綺麗です。
空も青くて気持ちエエ…。
走り出した後は、席を離れて舷側部で潮風と陽光を楽しみます。
幸せでした…。
生きてて良かった…。
そうこうしているうちに、レイテ島が見えてきました。
楽しい船旅も終わりの時を迎えたのです。
そして、これといったトラブルも無いまま、サン・イシドロに到着。
ここら先は、しばらく陸路の旅です。
(続く)
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