予定外のセブ・シティ泊の後、マラパスクア島を目指しました。
このマラパスクア島、8年前にボラカイ島に代わる「楽園」を探した旅で最も気に入った島でした。
話は30年ほど前に遡ります。
当時、貧乏旅行者の間で噂になっていた島がありました。
それがボラカイ島です。
ただ、その天国のような島の話は噂ばかりで、実際に行ったことがあるという人の話は聞くことが無かったし、ガイドブックに載っているわけでもないし、ネットで情報を得ることなどできない時代だったのです。
それで、今から27年前に僕は情報が無いままで、ボラカイ島に向かったのです。
まず、マニラの観光局に行って情報を得、それから週に一便のパナイ島行きの船を待ってから3日かけて船ととバスを乗り継いでついにボラカイ島にたどり着いたのでした。
そこは噂通りの島でした。
天国みたいな島でした。
南北約6キロ、東西の狭いところは1,5キロという小さな島の西側には真っ白なビーチが4キロ続きます。
素朴なコテージには竹のテラスの上に竹のテーブル、竹の椅子、竹のハンモック…。
電気が無いから星が綺麗だったのです。
ただ、その素晴らしさが徐々に伝わり、島は大きく変わってしまいました。
今やフィリピン有数のリゾート地となって「多すぎる」観光客が押し寄せる地となってしまったのです。
今のボラカイ島は、水の過剰使用、土地の用途規制、人口の増大、汚水、廃棄物といった環境問題に悩まされています。
そこで今から8年前、僕は「第2のボラカイ島」を探す旅に出たのです。
そして、いくつかあった候補の中で最も気に入ったのがマラパスクア島だったのです。
ただネット万能の現代、SNSなどを介して情報は一気に広まります。
そう、8年前はもう遠い過去。
マラパスクア島もまた有名な島になっていたのでした…。
(続く)
(もっと写真を見たいという方は、YAHOOブログの「クージーの遊歩人雑紀」をご覧ください。)
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