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2017年05月17日10:04

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曇天 焼肉 美術館

桜が有名な上野だが、新緑の季節が個人的には好きだ。葉桜~梅雨。本降りになる雨の宵の口くらいがベスト。抜けるような青空と若葉を覆う湿潤という意味では長雨~旧体育の日というのも似てはいるのだが、葉の力強さやらしなやかさやら、これから寒くなるのか暑くなるかの違いもある。その上野のこの季節。先週知り合いが受賞したという絵画を東京都美術館に観に行った。

一応お金を徴収されるらしい(とはいえ会場にいた同シロート画伯より招待状を受け取る)。ちなみに画伯は入選ではなく入賞のため、賞金というのを貰ったらしいのだが、どうやら、絵の製作費どころか、会場まで絵を輸送するコストすら、賄えるのか微妙なことらしい。最初は大げさな話(賞金が安いことが)と思っていたのだが、実際の絵の前に立ち納得した。それは余りにも巨大すぎる。スケールを端的に顕す単位が通常の絵画と違う。畳2畳分くらい、とか何坪とかをあてがうべき。

一応授賞式というのがあった。その知り合いというのがスピーチした。その原稿については、共通の知人、というか、もうすっかり古の話だが、はるか昭和の小学生時代。とある関係をもった知人。簡単にいうと小学校6年の時の担任の先生だった。同先生は当時から面倒臭かった、この自分の担任として苦労した1年を通じ、何かしら、他教師に抜きんでた特殊能力を身につけた、というわけでもないだろうが以降出世し若くして校長になった。今はリタイアして、子弟も手を離れ悠々自適に生活をしているという。他人のスピーチを練るくらい、よい暇つぶしなのか。

そんな上野は当日雨だった。西郷とその愛犬ツンの像は濡れ、京成線側入り口のかえるの形をした噴水は、あんぐりと開けた口から、曇り空に放水していた。追加メンバーを招集し、カラオケに行き、焼肉を食べた。焼肉は食べ放題でそのワリには安いのだが、そのかわり牛肉はオプション、ゆえに鶏肉と豚肉をひたすら喰らう。ちなみに、焼肉に関しては受賞した氏が奢ってくれ、絵の送料というより、この焼肉で賞金が飛んでしまうのでは...とも思ったがそんなに安くもないらしい。
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