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2017年05月09日07:49

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カレー続き

私が最初に作った料理らしい料理は コーンタン。戦後で食料のない子供の頃、アメリカ軍の移動の車列が道端で小休止し 兵士達がコンビーフの缶詰を食べているのを見て以来、コンビーフは憧れの食だった。新婚の頃、映画評論家の荻昌弘?と人事院総裁の奥さんとが新聞にあいついでコーンタンの作り方を書いたので、はりきって作った。いろいろな手順の途中、根元の部分はシチューで食べてしまったりして、本体を2週間漬け込む。そこで本格的な料理を作る自信を得た。
それから後は Boeuf Bourguignonボッフブルギニョンをよく作った(作り方は前回説明)。ちょうどその頃カレーを作るのが男の間ではやっていた、伊勢丹の入ってすぐのところに何種類ものスパイスの実がずだ袋に入れたまま置いてあって強烈なにおいを放っていた。 そして、私の知っているある方がカレーをはじめから全部つくるために 深夜 コリアンダーやいろんな胡椒や香料を挽いている、と聞いた。それは香辛料挽きに集中することにより大麻を吸う誘惑から逃れるためだということを後で知った。彼はベトナム戦争に反対する市民の会(ベ平連)で、ベトナム戦争従軍を拒否するアメリカの青年(ヒッピー)の脱走を助けていたが、そこで大麻をおぼえてしまったのだった。 そんなことを話してくれた人が「深夜、カリカリッカリカリッと挽く」と言ってたのを覚えている。
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