1986年4月26日。31年前の本日、
ソビエト連邦のチェルノブイリ原子力発電所4号炉で事故が発生します。
後に決められた国際原子力事象評価尺度において最悪のレベル7に分類され、
世界最大の原子力発電所事故チェルノブイリ原発事故が発生します。
事故発生時、4号炉では動作試験が行われており、
試験の内容はストレステストで、外部電源が遮断された場合、
非常用ディーゼル発電機起動完了に要する約40秒間、
原子炉の蒸気タービンの惰性回転のみで電力を充足可能か確認するものでした。
責任者の不適切な判断、炉の特性による予期せぬ事態の発生で、
暴走に至り、最終的に爆発。
この爆発事故は
制御棒など根本的設計の欠陥。
運転員への教育が不十分さ。
特殊な運転で事態を予測不能。
実験のために安全装置をバイパス。
などと言う事態の積み重ねで、事故は発生するのですが、
これはもう、軍拡競争に巻き込まれていたソビエト経済に致命的なダメージを与えます。
当時、新聞で謎の放射性物質が話題で、
フィンランドのトナカイが、えらい事になってました。
もう31年なのですね。
すでにソビエトは無く、天皇陛下は交代、国号すら変わっているのに、
厳然と負の遺産は存在します。
なのにチェルノブイリ周辺が野性動物の楽園になっているのは皮肉な話ですね。
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