mixiユーザー(id:15425768)

2017年04月25日18:14

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高い

ニューズウィークの記事に

コンゴの先進国よりはるかに高額のパスポート発行手数料についてのものがありました。

パスポート発行手数料が185ドル(約2万円)。

一人当たりの年平均所得が456ドルのコンゴではまず手が出ない金額です。

アメリカやイギリスでも100ドル前後、コンゴはなぜこんなに高いのか?

これにはウラがある訳です。

ロイター通信の調査によると、パスポート発行料の大半は、

アラブ首長国連邦など海外に拠点を構える会社に流れていました。

コンゴのジョセフ・カビラ大統領が所有する会社の可能性が高いようです。

2015年、コンゴ政府はベルギーのセムレックス社に生体認証技術を使ったパスポートを発注。

新しいパスポートの発行手数料は、それまでの100ドルから185ドルに。

世界でも有数の、高価なパスポートとなります。

ロイターによれば、185ドルのうちコンゴ政府に納められたのはわずか65ドル。

残り120ドルのうち12ドルは首都キンシャサにあるパスポートの管理会社、

48ドルはセムレックスに、60ドルはマキー・マコロ・ワンゴイという人物が所有し、

湾岸諸国に拠点を置くLRPSという会社に支払われているようです。

セムレックス、LRPS、カビラ大統領のいずれも、ロイターの調査に回答無し。

企業記録によると、ワンゴイはカビラの親族と共にいくつかの会社の株主になっている。

このうち2社でワンゴイはマコロ・ワンガイ・カビラの名前を使用、ブルームバーグの調査で、

カビラ大統領の姉妹と判明しました。このことが発覚すると、コンゴの主要野党は、

カビラが指名したブルーノ・チバラ首相に対し、パスポート代金の使途を明らかにするよう要求。

「チバラはまず身の潔白を証明すべき。話はそれからだ」と、野党連合の指導者は追及します。

カビラ大統領は2016年に憲法が規定する2期の在任制限を迎えましたが、

予定されていた総選挙の実施を拒否し、政権の座に居座ります。

以来コンゴでは反政府武装勢力と政府軍の間で衝突が相次ぎ、

虐殺の集団墓地の数は全部で23に及ぶのだそうです。


こんな状況では、政府機関がまともに作用しないのは分かりますが、

大概の場合は賄賂や裏金による場合が多いのですが、

この例は幾分スマートな感じがします。多分企業の入れ知恵でしょう。

先進国でも一番高い日本のパスポートが1万6千円程度なので、相当高額です。

しかも、日本のパスポートは、

人件費は4000円、登録料2000円程度、残金は緊急事態の救助費などに積立てています。

救助どころか、国民を虐待するような国家が、救助など笑い話です。
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