mixiユーザー(id:16007959)

2017年04月15日19:44

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『いまさら翼といわれても』米澤穂信

神山高校、古典部メンバーの短編集です。

生徒会選挙で多くの不正が発生した理由。
中学の卒業制作で、ホータローが手抜きした原因と真相。
摩耶花が所属する漫研のゴタゴタと、その顛末。
など、なかなか読みどころのある話になっています。

中でも表題作は、千反田えるの悲鳴にも似た叫びが聞こえてきそうな、痛々しいものに思えました。

久しぶりの古典部シリーズでしたが、こうして読むと、結構、重いものだったなと再認識させられます。
しばらく離れていると、殺人が起きないと気軽な読み物だと勘違いしてしまうようで、ちょっと、反省しました。
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