mixiユーザー(id:26661862)

2017年04月08日22:25

284 view

謝罪すべき理由はあるが、「自己責任」発言は違う

まず、自主避難者が避難行動を選択した理由は、客観的に見て妥当なものなのか?
妥当なものならば、その行動を選ぶ原因を生んだ国からの支援があっても然るべき

・・・なのだけど

仮に客観的に避難すべき理由があるにも拘らず、避難指示が出ていなかったならば
その方が大問題だろう。
ならば自主避難者の元居住地域の全ての人々に即刻避難指示を出さなければならない。

もちろん、そんなことは馬鹿げている。

避難区域は、それなりの根拠に基づいて定められている。
逆を反せば、避難区域外の人が避難するのは根拠に基づかない判断、即ち自己責任となる。
つまり、自主避難者の行為が「自己責任」ではない、と認めるという事は、
同時に避難区域の判断が誤っていたと認める事になる。

低レベルの挑発に乗って無駄な騒動を引き起こしたことへの謝罪は必要だけど、
少なくとも「自主避難者の行為は自己責任」という発言は撤回してはならない。

なのに今回復興相が「自己責任」発言を撤回し、更に首相までお詫びをしてしまった。
テロ等準備罪の対応や北朝鮮情勢で構う余裕が無いのかもしれないけれど、
「蟻の穴から堤も崩れる」とは、よく言われる格言。

慎重な対応を望みたいところ。

-------------------------------------------------------
今村復興相発言、首相が陳謝
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=4518495

 安倍晋三首相は8日、今村雅弘復興相が東京電力福島第1原発事故による自主避難について「本人の責任」と発言したことに関し、「大臣は既に謝罪しているが、私からも率直におわびを申し上げたい」と陳謝した。震災復興の視察先の福島県南相馬市で記者団の質問に答えた。

 首相は「今後も福島の皆様、被災者の皆様の気持ちに寄り添いながら復興を進めていく。この安倍内閣の方針は全く変わらない」と強調。野党の辞任要求に対し、首相は6日の衆院本会議で辞任の必要はないとしており、首相自身が被災地で陳謝する形で問題の収拾を図った。首相はこの日、福島県各地を訪問し、今村氏も同行。居合わせた住民らから今村氏の発言に関する質問などはなかったという。今村氏は浪江町で記者団に「地元を元気にすることが一番大事。そうしたら(自主避難者の)皆さんが帰ってきやすくなる。しっかりやる」と語り、続投に意欲を示した。今村氏は首相と記者団とのやりとりにも立ち会い、神妙な面持ちで耳を傾けていた。

 首相はこの日、楢葉町の牧場や浪江町の商店街を訪れ、南相馬市ではドローンやロボットの操作体験イベントに参加した。【竹内望】
1 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する