WMSとは Ware-House Management Systemの略。
つまり倉庫管理システムで基本的に、入庫、出庫、在庫の3要素をカバーするものである。
そこに事前に入庫情報を受信したり、在庫情報を出力したりするのはオマケ機能である。
オマケ機能のために、3要素を崩す場合はそれはWMSではない。
もう一度言うと、3要素を崩すと、WMSとしての機能は崩れる。
で、修羅場のWMSは3要素をクリアされているものの、入庫と在庫が手打ちである。
12桁の商品コードと、10桁ほどのロケーションコードを手打ちする。
手打ちのチェック機構は貧弱。打てば打つほど狂う確立が高くなる。
そのため、ちゃんと手持ちできるハンディが存在する。
ハンディはバーコードを読めるため、
手打ちのミスが軽減、
手打ちする手間も一瞬で終了する、便利なツールだ。
しかし、今回のハンディは出庫のみしか機能がない。
本来WMSはオペレータ側の負担を軽減するために存在しているのだが、
上記のような、テレコする状況が多ければ多いほど、オペレータの負担を逆に高める。
それを軽減するために、システムを構築できないものは、
手打ちをチェックする工程を挟める。
逆に仕事が増えるのだ。これではWMSの意味が無い。
そもそも、上記のようなことが発生しているのは、
倉庫の負担を減らすために、WMSを構築、ではなく、
WMSを構築して倉庫を管理しよう、という
目的と手段が入れ替わったために発生している。
倉庫の知識がないものが、意味不明な仕様書を作成し、
仕様書を見て何も考えずに構築した結果が、今回の惨状だ。
この工程にはCSVダウンロード時にUTF-8からSJISに変換する工程をオペレータにやらせるとか、
そのCSVをエクセルで弄らせる(エクセルは12桁の数字を+E12と勝手に解釈する)
そのCSVを再度UTF-8に変換してアップロードさせる工程が存在する。
作業しか増えてないし、1工程でも漏れると作業が滞る。
あお、上記の作業は、ダウンロード時やアップロード時に
xlsx変換や文字コード変換させれば自動化できる。狂気の沙汰である。
また、在庫情報を送るためにロケを解除したり、予約したものを解除したりする。
その結果、その商品がどこにあるか、オペレータがわからなくなる。
この作業指示を普通にやるやつがいるため、タチが悪い。
以上が愚痴。私がやってる作業はこれから。
実は10日でロケ移動できるハンディのプログラムを作成した。
ハンディはオペレータが3分かかる仕事を5秒で終了できる。
手打ちミスは少なくなる。在庫管理をこちらが確認できる。
管理負担をかなり激減出来る上に、こちらで在庫情報を作成することが出来る。
本来は在庫データベースを作る予定は無かったが、
あまりにもWMSが貧弱でエゴの固まりなため現状も仕様が変化しつつありバグもあるため急遽作成を決意。
まぁ変化記録をとにかく貯めまくるのが目的。
そうすれば見えないものも、見えるようになるかもしれない。
とりあえず、うちの仕事はそんな感じです。
コレ、クレーム報告レポートとして作りたいなぁ。
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