佐藤伝『５０代から強く生きる法』

今夕の散歩中、ふと入った本屋で買った文庫本、佐藤伝『５０代から強く生きる法』。
久しぶりに読む人生読本。少々抹香臭かったが、ふむふむといくつか同感。

・私たちは「いま、ここ、わたし」を生きるしかない
・自分勝手なシナリオ（エゴ）にとらわれない
・本気になる時はあえてリラックスする
・時間に余裕をもつ
・他人と比較しない
・今を犠牲にしない。今を楽しむ
・「いつか使うかも」は「永遠に使わない」
・人生は目的のない観光旅行
・意識的に感謝の言葉を口にする、他人も自分にもモノにも
・「歳をとる」のではなく「歳を重ねる」。時は積み重なるもの
・人のために御金を使うことがどれほど心豊かなことなのか
・自分のためではなく人のためにするとなると、ものすごいモチベーションが涌いてくる
・陰徳。人知れずちょっといいことをすると、すごく気持ちいい
・自分の身体を褒め、感謝する
・長息。ゆっくりと息を吐く
・我以外、みな師
・堂々と迷惑をかけて老いる
・自分の仕事を若い人に分け与える
・人との一体感が幸福、分離感が不幸
・多様性を受け入れる

ただ朝起きのススメだけは従えない感じ。僕には無理ｗ。

歴史を勉強している人間として面白かったのは、理趣経の話。理趣経は性や欲を肯定する経典。ちょっとここで書けないほど恥ずかしい内容。そのお経が今でも毎朝、東大寺で唱えられているとか。なんといっていいものかｗ。空海は堅物の最澄にこのお経だけは教えなかったそうだｗｗ。

いろんな意味で、若い人はこの本を読まない方がいいかも。