ニコラス・ウィンディング・レフン
「ネオン・デーモン」(16)
これって、ジャンルでいうと、ホラーだったのね。
エル・ファニングは、撮影当時、役と同じ16歳だったと思われる。
この年齢の少女をいたぶるホラーというと、ダリオ・アルジェントの「サスペリア」や「フェノミナ」が
あるところだが、
アルジェントなら、ファッションモデル業界を真面目に描こうとするところを
レフンは、そんな気はさらさらなく、エル・ファニングの千変万化の、大人と子どものあっちいったり、こっちきたりで見せる。エル・ファニングはものすごくよい。
それにしても、この映画の死体の描き方は、すばらしい。
完璧な死体感。
エル・ファニングの死体姿が本当に死体みたい。
写真家のいかついおっさんに金の塗料を塗りたくられる場面では、エル・ファニングの首の長さにびっくりする。
結局、彼女の部屋に出たあれは何だったのか、よくわからないままだが、
「キャット・ピープル」のオマージュ入っているのかなぁと思わなくもない。
今回は三角形がミソ。赤の三角形が3つ。
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