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2017年03月06日22:00

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ウルトラマン80 30周年記念“奇跡の”ファン感謝祭 レポートその3

!!この日記は、2010年10月9日に、新橋の博品館で開催された、表題のイベントの内容をまとめたものです。

mixi内部からみんなの日記に公開範囲を広げるにあたって、内輪的な物言いをしていた部分や、デリケートと判断した部分などは編集しています。

また、イベント、ならびにレポート執筆から6年半ほど時間が経過していることもあり、この時点での自分の認識や、現在、公になっている事実などが異なる可能性があることをあらかじめお断りしておきます。

以上の部分を踏まえてお読みください。!!


日記タイトル「愛する小さな友のため、愛しい想いの人のため、平和を愛する皆のため(ウルトラマン80 30周年記念“奇跡の”ファン感謝祭 個人的徒然雑記・その3)」

幕間の話を経て、再びイベントの話に戻る。
なんであんな幕間話をしたかといえば、長谷川氏にとっても、「矢的猛」という人物像の作りどころはやっぱり「矢的先生」にあったからだ(逆に言うと、それ以後の矢的猛をどう作ったかという話はほとんど出てこなかった)。

これは、あちこちのインタビューなどで語られていることだけど、長谷川氏は、前半の「矢的先生」は本当に楽しんで演じたという。
長谷川氏が矢的先生を演じるに当たって考えたことは、「矢的猛は宇宙人という設定だ。宇宙人が人間社会に入っていった時に垣間見せるであろう人間くささというものがあるのだろうけど、では逆に宇宙人くささというのはどんななんだろう?」ということ。
そこから「では、矢的猛は人間らしい宇宙人にしよう」という結論を導き出し、矢的先生が生まれたのだという。

そんなこんなで長谷川氏が作り上げた「矢的先生」。80全体から見ればわずか1クールの登場でしかないのだが、当時矢的先生をみていたという意見はその後よく聞くようになったそうだ。
その一方で、80は新旧の価値の入り混じり始めの作品でもあり、ヒーローとは2枚目が当たり前(ただ、自分が前の考察でやったとおり、この時点でもヒーローは必ずしも二枚目なものとは限らない)であり、「学校に先生が遅刻してくるなど許せない」とも言われたそうだ。

…まあ、UGMに入隊して以後は、そのハードな勤務からつい寝坊することもあるだろうけど、80の1話って、遅刻して学校まで必死に走る矢的先生の画から始まるんだよね。

とにかく、3枚目のヒーローというのが、当時はありえなかった。
イケメン風に芝居をしても、みんなから見て感情移入ができなくなってしまう。だからこそ、3枚目を演じることで、感情移入しやすくしていたのだそうだ。

で、メビウスの「思い出の先生」の話。
これも、あちこちのインタビューで長谷川氏が語っていることだけど、ここでもやっぱり「とっても嬉しかった」と答える。それしか言葉が出ないってくらい嬉しかったんだろうな、やっぱり。(矢的先生としての物語にも)結末がないといけないと思っており、それゆえ矢的猛と生徒たちとの関係がどうなったのかが非常に気になっていたからで、見ていた方としても心から落ち着き、ホッとできたそうだ。ともあれ、矢的先生の物語は80完結からさらに26年の時を経てようやく完結に至ったワケだな。

で、ここでちょっと唐突に情報が出てくるのだが、次のウルトラマンの映画には、80とユリアンが、本人が声を当てているそうだ。その情報に会場のテンションもまた盛り上がる。
長谷川氏はネクサスの中の人やガイアの中の人など、歴代ウルトラマン達とハリウッドで映画を一本撮ったそうで、それが来年公開になるのだそうだ。

それはともかく、次のウルトラマンの映画で戦う筆頭となる、80とユリアン。

で、萩原氏としては、ユリアンがいるだけでびっくり。さらに自分がユリアンに声を当てることにもう一度びっくりしているのだそうだ。「主婦なのに…」

萩原氏のお子さん達は、例えばウルトラマンダイナやウルトラマンティガは見ており、これらのウルトラマンは好きなのだが、自分のお母さんがウルトラマンだとは夢にも思っていなかったみたいで、萩原氏が「お母さんもウルトラマンだったのだ」と言ってもかなり疑われていたらしい。

ここで、質問コーナーに入る。
質問の内容は、「80の掛け声などのアフレコで苦労した話を」とのこと。
80って、他のウルトラマンと違って「ジュワッ!」「ゼアッ!」などと曖昧な発音で声を発することをしない。戦いの時の掛け声はオーソドックスな「とわー!」と聞こえるものだし、やられるときも「うわっ!」って叫んだりする。発音が明確な分「シュワッ!」が他のウルトラマンよりくっきり聞こえるのも特徴、かな。

で、実はこれ、第一回目のアフレコが終わった後に、ついで的に、しかも、長谷川氏本人は何に使われるかわからないまま「叫んでください」と言われて録音したものだったらしい。本人も声だけだったから何に使われるか分からずに、一気にやってしまったのだそうだ。

ちなみに、王女ユリアンはもっぱら「ユリアン!」のみを叫ばされ、後はとにかく現場で言われたことをやっていただけだったそうだ。

つづく。
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