以前、福岡へ調査に行った際お会いした佐々木哲哉先生。高校の先生をしながら民俗学の調査をなさっていた。相当のご高齢。奥様を亡くして、数年前、自宅から個室のある老人ホームに転居なさってる。
先日、この佐々木先生から論文集をいただいた。びっくりした。
それで、僕も拙稿の抜刷などをお返しした。
そうしたら今日、ご丁寧にも抜刷のお返事が来た。
そのお葉書には、僕の名主座の考え方に共鳴してくださり、これから、長年調査した宮座の研究報告を名主座の視点から再編して本にまとめる、とある。これまた、びっくりした。
老人ホームに居ながらも安穏な生活をするのではなく、出版に意欲を燃やす。これが佐々木先生の力の源泉なんだろうな。たぶん佐々木先生なら立派にやり遂げるだろうと思った。
なかなか佐々木先生の真似はできない。でも、僕もまだまだ負けてちゃ、いけないなぁ。歳だなんて言って、逃げていてはいけないと痛感した。
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