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2017年02月25日01:38

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確かに関西ではそばは余り売れていない


 関東と関西で食文化が違っても当たり前だと思う。

 江戸時代にそばが普及した背景には、武蔵野台地が切れるエリアで、湧水が豊富にあった、という地理的条件はある。
 江戸が当時、世界でもトップレベルの人口を有する大都市だったことも食文化には大きく影響はしよう。その後、東京となってからでも、「人口が多い」という一点で食文化に入り込んだ食べ物は多いはず。納豆とかその代表的なものではなかろうか?

 大阪や京都でも、近代以降人口が増えたはずだが、たどった道はやや違うように感じる。尤も、古くからある京料理が現代でも同じものが食べられているというわけでは無い。良く理解できないものが、「京風らーめん」。

 京都のラーメンというなら、天下一品が代表的なお店だと思うが、一般的に京風らーめん、と言っているのはそれではない。もちろん餃子の玉将のラーメンでもない。玉将のラーメンは、玉将の中でも「おいしくないメニュー」と思っている人は多いと思う、わざわざラーメンを注文して食べるお店だとも思わないが、だからと言って全然売れていないわけでもない。

 麺類なら、関西で良く食べられるのは 「うどん」 というのは同意する。そばではない。 この文化の違いがどうして発生したのかは微妙に良くわからないが、関東でうどんを食べると美味しくないお店が多いのも事実。それが、そば派、を支えているのか?

 うどん屋、あるいは、そば屋に入って、うどんを注文したら 「おいしくない」 と分かっていれば、最初からそばを注文することになろう。 食生活上そばを食べるのが習慣なら、当然そばを注文するのだろうが、、、、、、

 私は、関東に行って、うどんを食べよう、とは今更思うこともないが、そば屋は沢山あるので、そうしたお店に入れば、そばを注文する。けれど関西にいれば、うどんを食べるのは当たり前のようにしている。
 同じ「つゆ」を使っていても、そばではうどんのような食感にはならない。どっちが好きかは個人の自由だと思うが、そば湯の話を持ち出されたら、確かに、なぜ飲むのか? は少々疑問に思うところもある。
 食後の 「お茶」 のような位置づけだと思っていたが、「栄養面」を前面に出されるなら、「いや、そもそも そば より栄養のある食べ物は色々あるだろう。」とは思う。

 うどん の ゆで汁は確かに飲んだりはしない。

 ただ、うどんは元々というか、ほとんどの場合、温かいスープに入った状態で食べるもので、そばのほうは、どっちかと言うなら「ざるそば」なのではないか?
 少なくとも家でそばを作るときは、必ず「ざるそば」にしている。外で食べるときも、特別な事情がない限りは そば は ざるそば。
 そう、特別な事情というのが、「年越しそば」 とかだ。

 そば湯を飲むのは、湯豆腐のお湯を飲む、というのと同じなのか、という議論も出来よう。湯豆腐のお湯も、結構おいしいと私は思っているが、そうは思わない人もいて当然だと感じる、まあ味はうすい、そのうすい味を、楽しんでみるか、いやどうでも良いと思うかではないか?

 どっちでも良いと思う。

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■【関西の議論】「そば湯」大阪では半数が知らない!…「彼女が飲んだらひく」「入浴剤?」そばがき経験者は2人だけ ネット投稿受け緊急調査
(産経新聞 - 02月24日 12:07)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=3&from=diary&id=4448200

 インターネット上で昨年11月、「『そば湯』を飲む彼氏を受け入れられそうにない」という内容の匿名投稿が話題になり、「そば湯を知らない人がいるのか」と驚きの声が上がった。そばは東日本、大阪など西日本はうどん文化といわれる。その大阪で「そば湯」を知らない人はどのくらいいるのだろうか。街頭で30人に直撃すると、ほぼ半数の14人がはっきりと分かっていなかった。「風呂の入浴剤?」「スープ?」「そば粉をすりつぶした飲み物?」と想像力豊かな回答が聞かれたほか、「彼女が飲んだら正直ひく」との声も。そば粉を団子状にした「そばがき」に至っては食べたことがあるのは2人だけ。関西人にとってやはりそばは遠い存在なのか。(張英壽)

「茹で汁ごとき」という匿名投稿に騒然

 ネット上で話題をさらった匿名投稿のタイトルは「そばの茹(ゆ)で汁を平気で飲む彼氏」。「はてな匿名ダイアリー」に掲載された短い投稿で、全文を紹介すると、「育ってきた環境の違いなのか、そばの茹で汁を飲む人をはじめてみた。そば湯だからと言うのだけど、茹で汁ごときを健康に良いといって平然と飲む姿を受け入れられそうにない」と記している。東日本と西日本の男女がつきあう光景が浮かぶ。

 そば湯はまさに「そばの茹で汁」で、説明としては極めてわかりやすいが、全体としては、そば湯に対する違和感が強く出ているため、ネット上で反応が引き起こされたとみられる。

 そばをあまり食べないとされる関西の大都市、大阪ではどうなのだろうか。やはりそば湯を知らず、違和感があるのだろうか。

 そんな疑問から大阪・ミナミ(大阪市中央区)の街頭で、20〜40代を中心に男女30人に「そば湯を知っているか」と聞いてみた。併せて、よりハードルが高いとみられるそばがきや、投稿そのものについても尋ねてみた。

「味がなさそう」そばを食べない関西女子

 「そば湯は知りません。そばの何かな、湯ですか」と答えた大阪市住吉区の会社員の女性(26)。写真を見せると、「どんな味やろ。薄いんちゃうかな。飲んでみたいとは思わない」。そばは年越しそばを食べるくらいといい、投稿については「彼氏として許せないことはないけど、驚きは共感はできる」という。

 そば湯について「そばのお茶? お風呂の入浴剤にも聞こえる」と想像した大阪府東大阪市のリラクセーション店勤務の女性(30)は「ふだん食べるのはうどん。そばは嫌いです。細くて食べた気がしないので」。そばのゆで汁であることを伝えると、「味がなさそう」と答えた。そばを食べるのは、同じく年越しそばくらいという。

 大阪府岸和田市の女性エステティシャン(24)は「飲んだことがないんですけど、スープですか。そば粉をすりつぶした飲み物ですか」と想像をたくましくした。そばの茹で汁であることを説明すると、「なぜそんなものを飲むんですか。味があるんですか」といぶかしんだ。投稿のように、彼氏が平然と飲んでいたら違和感があるかと聞くと、「あるでしょう。それは」とはっきりと答えた。

 「そばのゆで汁ですか。それはまずいでしょう。だしを入れたら何とか飲めるかな。でも、味は想像できない」とは、和歌山市の大学3年生の男性(21)。投稿は彼氏のことを書いているが、もし彼女がそば湯を飲んでいたらどうかと水を向けると、「正直ひきます」。

飲んだことがあっても「おいしいと思わない」

 一方、そば湯を飲んだことがある人も、好意的にとらえていないようだった。

 大阪府豊中市の男性会社員(26)は「そば店には清涼感を求めて行く。そば湯はぬるいし、飲んだ後味は、清涼感をなくしてしまう」と話した。投稿については「分からないでもない。(もともと)飲料用でないものを飲むのはどうか」という。大阪府東大阪市の男性会社員(42)も「おいしいと思って飲んだことがない。まずくもないが、そんなものという感じ」と打ち明けた。

 堺市東区の病院勤務、岸上浩子さん(46)は「大阪では、そばは遠い感じがする」と感想を述べ、「大阪では、店に行ってもそば湯は出てこないところが結構、多い。そばと、うどん両方を扱う店が多く、同じところでゆでているからではないか」と推測した。

 結局、大阪・ミナミで「そば湯を知っているか」30人に聞いてみたところ、明確にわかっていたのは16人だったが、その中でも「おいしい」や「好き」など好意的な回答はわずかだった。全く知らない人は9人で、「言葉は知っているけど何かわからない」など曖昧な回答が5人だった。

そばがきは「牡蠣とそばの料理?」

 一方、そば粉を水に入れて加熱、団子状にして食べる「そばがき」は長野県などそばどころで人々に愛されているが、明確に理解して食べたことがあるのはわずか2人。「聞いたことがあるが、何かわからない」などの答えが5人。23人は全く知らなかった。

 「そば湯が好き」と答えた大阪府富田林市の無職男性(61)も「そばがき? 聞いたことはあるが、お菓子のようなものか。大阪で出すところは知らない」と回答した。大阪市天王寺区の女性(19)は「牡蠣(かき)とそばの料理かな」と想像。「かき揚げ的なものかな」という反応もあり、ほとんど知られていないことが分かった。

 関西ではなじみが薄いそば湯だが、大阪・ミナミでは子供の頃から親しんでいるという回答もあった。

 「小学生くらいから家でそば湯を飲んでいた」という兵庫県西宮市の会社員、原田理沙さん(29)で、父親が出雲そばの地元、島根県出身で、父親の故郷から送られてきたそばを食べ、最後にそば湯を飲んでいたという。

 ただ、原田さんは「家族以外とは、そばは食べたことがない。友達と外で食べに行ってそば湯を飲んだら、ひかれてしまうかも」と話した。

そば湯に麺を入れる「出雲そば」

 そばといえば、東日本のイメージが強いが、西日本にあたる島根県東部の出雲地方で親しまれてきた出雲そばは、日本三大そばに数えられる。そばを食べた後、そば湯を飲む習慣もある。

 この出雲そばは、そば湯をほかの地方とは違う使い方をする。冷たいそばの「割子そば」が有名だが、温かいそばの「釜揚げそば」はなんと、そば湯の中に麺が入った状態で出され、上からつゆをかけて食べるのだ。

 出雲観光協会(島根県出雲市)によると、釜揚げそばは、出雲大社(同市)周辺の屋台で振る舞われたもので、少なくとも江戸時代には現在の形になっていたという。そばは通常、ゆでた後に水洗いするが、屋台売りのためにその都度水洗いできなかったため、このような食べ方になったという。

 同協会の担当者によると、出雲地方では、天ぷらそばや、月見そば、山かけそばといったメニューでも、同様にそば湯に麺が入り、つゆをかけて食べることがあるという。ほかの地方のようにシメで飲むのではなく、料理そのものに活用されているのだ。

うどん、そうめんの茹で汁はなぜか飲まない

 現代では、そば店に入り、そばを食べ終わると、そば湯が出される。そんなそば湯を飲む習慣はいつごろ、広まったのだろうか。

 日本麺類業団体連合会などが運営するインターネットサイト「そばの散歩道」によると、そば湯を飲む習慣はまず信州(長野県)で始まり、江戸時代中期の寛延年間(1748〜1751年)の頃に、江戸に広まったとされる。そば店の数が目立って増え始めた時期でもあり、そば人気とともにそば湯が愛好されるようになった。

 ただし、うどんやそうめんなどの茹で汁は飲まないのに、なぜ、そばのゆで汁を飲むようになったのか、その理由ははっきりしないとしている。

 現在そばと呼ばれている麺はかつてそば切りといわれた。広まったのは江戸中期頃とされ、そば湯もそれとともに普及したことになる。それ以前は、そば粉を水に入れて加熱、団子状にするそばがきが食べられていた。

 そば粉取り扱い最大手の「日穀製粉」(本社・長野市)によると、そばがきやそれに類する言葉は各地に残されている。言葉があるということは、古くから、そばがきが食べられていたことを示すが、近畿地方では確認できていないという。

 同社で長くそば粉の研究開発を行った担当者は「そばはやせた土地でも育ち、そういうところで、食べられるようになった。近畿はそんな条件ではなかったところが多かったかもしれない」。ただそば湯は「小麦麺のゆで汁に比べ格段にビタミンやミネラルが多く、そばのタンパク質が溶け出すためウマミもある」と強調した。

 堺市堺区のそば店「摂河泉(せっかせん)」では、手打ち十割そばやそばがきを提供している。店主の守岡進さん(67)は「そば湯を出すと、どうやって飲むのか聞く人もいるが、若い人に比べて年配の人は声をかけない。恥ずかしいと思わずに聞いてほしい」と呼びかけた。

 守岡さんによると、そば湯はそばを食べた後、残ったつゆに入れて飲む。つゆなしでそのままや、塩を入れて飲んでもいいそうだ。
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