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2017年02月21日19:21

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【美術】意外にナイスな展覧会でした「江戸と北京−18世紀の都市と暮らし−」展

皆様、お今晩は。4月9日迄江戸東京博物館にて開催中の特別展「江戸と北京−18世紀の都市と暮らし−」展に行って参りました。その感想です。

江戸の人口が100万人を超え、都市として発達を遂げた18世紀は、北京が清朝の首都として最も繁栄を極めた時代でもありました。日本と中国には文化交流の長い歴史があり、江戸時代の「鎖国下」においても中国貿易は公認され、長崎を窓口として、文物の流れが滞ることはありませんでした。

 本展では、18世紀を中心に、江戸と北京のなりたちや生活、文化を展観し比較します。これまで清朝の芸術や宮廷文化に関する展覧会は数多くありましたが、北京の都市生活を江戸と比較する企画は、今回が初めてです。展示を通じ両都市の共通性と差異を明らかにすることによって、友好と相互理解を深める契機にいたします。

観る前はさほど期待していなかった展覧会でしたが、今回は江戸と清朝下の北京の「庶民の暮らし」に焦点を当てることによって美術史的には大したことがないものでも比較対照することによって「意味があるもの」へと昇華させることに成功しております。

今回の目玉は10年ぶりにベルリンから里帰りした大火で焼ける前の日本橋を残した意味でも貴重な絵巻『煕代勝覧』と日本初公開になる『乾隆八旬万寿慶典図巻』が北京故宮博物院から初来日したのですが名君であった乾隆帝八十歳の式典の為に制作されたものでして何と全長が180メートルにも及ぶ巨大な絵巻でして18メートルでも大作なのにその10倍の長さに人々の暮らしが事細やかに描かれていて描くほうも大変だっただろうと思ったのは言うまでもありません。

美術品で唸ったのは沈栓の『芝鹿図』と景徳鎮窯での『青花御窯廠図磁器板』でしてこれは素晴らしかったのであります。


https://www.edo-tokyo-museum.or.jp/s-exhibition/special/10315/%e6%b1%9f%e6%88%b8%e3%81%a8%e5%8c%97%e4%ba%ac%e3%80%8018%e4%b8%96%e7%b4%80%e3%81%ae%e9%83%bd%e5%b8%82%e3%81%a8%e6%9a%ae%e3%82%89%e3%81%97/

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