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2017年02月17日00:06

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まぼろしの雪山

すっかり電子書籍に転んでも、大好きでずっととっておきたい本は紙で買う。


・処刑山 デッドスノウ

バカンスで雪山にやって来た若者たちがナチスゾンビに襲われるスプラッタホラー…ホラー?(困惑)というか、オープニングのペール・ギュントで「あ。これコメディだ」と気付く。
全体的には陳腐なB級ホラー、ゾンビは動きは俊敏だし知能もあるらしく武器も使うところはまあ新鮮、ゴア描写はそこそこ頑張っているイメージでしたが、若者たちが反撃に出る後半からはコメディ色が強くなりハイテンションで非常に楽しかった。
ノドを切り裂かれる、顔面真っ二つ、モツを引き出され自爆、八方から滅多刺し→バラバラ、誤爆など殺され方がバリエーション豊かなのもいい。
観終わって監督の名前を確認したら、あの傑作アクション「ヘンゼル&グレーテル」のトミー・ウィルコラと知りビックリ。

前半はこの手の映画のお定まり、雪山にハッチャケにやってきた男女7人の馬鹿騒ぎ、と思いきやドラッグも吸わず音楽も流さず健全にお遊び。これはこれで退屈この上ない。
中盤、男の一人が「海に行けばよかった」というんですが、海に行ったら行ったで同じ目にあってたと思うよ。
エンディングの直後から始まる「2」も色々と頭のおかしい逸品らしいのですが、日本語バージョンのソフトが出ていないというのが何とも残念。


・僕らのミライへ逆回転!



レンタルビデオ店のビデオを全部オシャカにしてしまった馬鹿2人(正確には)+ヒロインが、「ゴーストバスターズ」やら「ロボコップ」や「ラッシュアワー2」やらを手作りするボンクラコメディ。これを見るために予習として先日「ロボコップ」と「ラッシュアワー2」を観ていたのだ。
主人公は正直言って地味なのだがヒロインを演じたメロニー・ディアス。大スターではないし正直、あまり美人ではないが表情がとても可愛らしく魅力がある。
そしてジャック・ブラックのボンクラ役はもはや名人芸で本当にウザイ。

ビデオを見たお客さんたちが撮影に協力し、やがて町中を巻き込んでいく様はちょっとグッとくるし、問題は色々あれど登場人物たちがみんな映画が大好きなのが伝わってくる。
名作への映画藍は存分に伝わるし、「2001年宇宙の旅」「MIB」「キャリー」など映画を知っていれば知っているだけ楽しめる。ただし、逆に元ネタがわからない人が見てもイマイチピンと来ないかも。
結末は感動だけど、「結果」がどうなったのか描かれていなくて(わざとだろいけど)個人的には少々モヤっと。あと著作権は別としても他にもボッタクリとか不法侵入とか器物破損とか窃盗未遂とか明らかに犯罪を犯しているのはどうかなあ。

こんな映画を許可した、懐の深い映画会社と監督たち、それとシガニー・ウィーバーにも最大級のリスペクトを。

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