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2017年02月12日02:10

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中学の英語の先生はボロボロだと思うよ


 仮にほかの教科にも客観的に実力を量れる試験があったとすれば同じような結果になるんだろうとは思う。

 と、言ってみても、数学や国語、はある程度ごまかしが効くだろうし、社会科なんかもそうかもしれない。理科は結構厳しいと思うが、教科書の範囲を出ないように安全運転でいくなら、多くの教師が切り抜けられるだろう。

 今、私が中学で英語の教鞭をとって、全部英語で教えろ、と言われても即座にはできないが、文法の用語をきちんと覚えればできるものだとは感じる。
 とは言っても、英語の先生が良く使う、「日本語ではこういうけど、英語にはそんな表現はない」という類の教え方は基本的にできないわけだ。教え方の根本を変えなければならないが、では英語で I my me mine と言ってみて、生徒にそれに続けて発音させるような引っ張り方ができるような日本人英語教師はどの程度いるのかは疑問。あるいは過去形を英語だけで納得させられるように、英語が話せない生徒にどうやってその事実を知らしめるのか、というのもかなり難しいように感じる。
 英語で教えたらどうなるのか?
 おおよそ、ついてこれる生徒の成績は上がるだろうが、8割がたの生徒は学校の授業では何も解決せず、民間の塾に頼ることになろう。 元々、中学の英語の授業は時間が限られていて反復して繰り返し教えるほどの余裕はないし、学校の英語の授業だけで足りるような時間設定にもなっていない。
 英語の授業を三倍ぐらいに増やせるなら可能なんだろうが、その分を一体何の科目を減らして工面するのか? というのはとても難しい課題。
 英語力が必要なのに、それを十分に要請するシステムになっていない、日本の学校が苦戦しているのは事実だが、現実にはそれでも、大人になって、現在進行形あたりでつまづいているまま、ほとんど英語は分からない、という人は多い。

 えっと、だからと言って、海外に行って困るようなことはそれほどない。
 ちょっとした日常会話では、現在進行形とか過去形が分かっていなくても事足りてしまうもの。少し難しい内容になったとき、通訳ができる人が周りにいない、という環境に置かれる人もそれほど多くはないだろう。世界中どこに行っても日本人は多いし、そして、海外の人も日本を学ぶために日本語を勉強していたりする。


 おととし、夏期講習で英語を担当していた先生が、
 「こんなことを教えても英語を話せるようにはならない。」 と嘆いていた。
 彼女は、高校1年生の英語を担当していたが、、、、

 言わせてもらおう。
 高校では会話ができるような陳腐な英語は最初から目標にはしていない。
 英語は、最初から相手の言うことを聴く、という言語でもない。
 自分の言いたいことを言う。自己主張をする。自分の仕事の内容をプレゼンテーションする。 といったことは確かに重要だが、これは会話とは少し違う。

 そして、英語が話されるアメリカ合衆国でさえ、その方法で特に問題は発生しない。
 ニューヨーク州の片田舎の空港で、たった三枚しか持っていない25セント硬貨を使って、ホテルに電話して、空港まで迎えに来て欲しい旨を伝えたときには、少し困ったことが起こったことはある。
 電話口で、彼が説明するのは、よくわからないことばかり。何を説明されているかも分からなかったのだが、結局タイムオーバーで電話が切れてしまった。

 さて、困った。

 とりあえず、迎えに来て欲しい、とは言っているので、しばらく空港で待っていたのだが、待てど迎えがくる気配がない。

 そこに、私の飛行機を操縦してくれた、機長と副機長が空港から出てきた。
 やや途方に暮れた感じだったので、事情を説明すると、機長が自分の携帯電話を使ってホテルに電話をしてくれた。
 機長が聞いてくれた話は、要はいま迎えに行けるスタッフも車もない、という事だったのだが、彼はその説明を終えると、空港の「ハーツレンタカー」に行き、私をホテルまで送ってくれるように頼んでくれた。
 何の対価があったわけでもないが、レンタカー屋も暇だったのだろうか?
 私をホテルまで送ってくれた。

 翌日、コーネル大学で仕事をして、その後また空港へと向かったときに、初めて最初の電話の内容が分かった。電話口でホテルのスタッフが 「ホテルまでの道順」 を知らせてくれていたのだ。 歩いてみれば、確かにそうだったんだよね。というのは分かるのだが、初めていった土地で、地図もなしに歩くのは、ちょっと無理筋だった。
 (25セント硬貨が10枚あれば、もっと余裕を持って聞けたかもしれない。)

 以来、海外に行くときには、地図上の位置関係は頭に入れるようにしている。
 特に近年、グーグルの地図は、グーグルアースと一緒になり、上空写真を見ることができるようになっているから、道順だけでなく、緑の感じとか、川や海の形、車が走れる道路か? などの情報は得やすくなっている、地上を歩くときはストリートビューであらかじめシミュレーションできるようになったのも大きな進歩である。

 ええっと、これって別に英語話せるかどうか、みたいな問題じゃないよね。
 それはともかく、アメリカのタクシーの運転手は、後ろの客の方を向いたまま運転するのは何とかならんのか、と思う。

 前見ろよ、前!

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■TOEICを74人が受検し合格は16人、京都府内の英語担当の中学教諭 「厳しい現状」と府教委
(産経新聞 - 02月11日 16:08)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=133&from=diary&id=4427851

 グローバル化に対応した英語教育を目指し、中学校英語担当教員を対象に府教委が平成28年度から始めた英語検定試験「TOEIC」受検事業で、初年度は74人が受け、目標とする英検準1級程度の730点以上に達したのは16人だったことがわかった。京都府教委は「厳しい現状と認識している」と話している。

 文部科学省の次期学習指導要領では、33年度から中学校の英語の授業は英語で実施することが基本とされている中、現場でも英検準1級以上の英語力が必要としている。

 そこで府教委は、英検準1級程度とされるTOEICの730点以上の実力をつけてもらおうと、今年度から予算をつけ、相当の資格を取得していない教員にTOEICの集中セミナーを実施し、テストを受けてもらった。

 今年度は6月から、該当する約150人の半数の74人を対象に実施。セミナー前後の2回にわたるテストのほか自主受検も含めて、目標の730点以上を達成したのは16人だった。

 セミナー前の平均点が578点だったのに対しセミナー後は588点と、着実に力はつけているが、府教委は「英検2級の実力に達していない500点以下の教員が14人もいるなど、厳しい現状だと認識している」との評価をしている。

 国は29年度までに英検準1級程度以上の教員の割合を50%としているのに対して、府内の割合は今回の結果を入れても34・5%。府教委は、今年度未達成だった教員には再受検してもらい、29年度新たに受ける教員の研修方法を改善するなどしてレベルアップを図っていくという。
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