今日の大相撲は、二横綱と稀勢の里が敗れました

頼もしい事に、大相撲も若い力士が力を付けて来て、良い相撲を取る様に成って来たようです。

今日の琴奨菊は、今場所の今までとは打って変わった取り口で、稀勢の里を圧倒して完勝の白星でした。　「ヤイ琴奨菊 ! こういう相撲が取れるのなら、もっと早くから気合を入れて遣れよ!」と言いたいほどの豹変ぶりでした。　何しろカド番ですから此の後全く気が抜けません。６敗もしているのですから殆ど絶望ですが、遣れる所まで遣るのが男と言う者です。

白鵬を破ったのは「高安」(小結）、鶴竜を破ったのは「勢」（前頭・３枚目）、で、共に日本人力士です。　思うに、白鵬も鶴竜も少し衰えて来たのかも知れません。

予ねての私の持論ですが、大相撲はやっぱり日本人だけで遣るべきです。「部屋」は金儲けの為に腕力の強い体の大きい外国人をスカウトして来ますが、大昔から神事としても行われていた「相撲」は、異相、魁偉、の巨漢は似つかわしくありません。

今現在居る外国人力士は仕方が無いとして、今後は日本人だけの相撲界にするべきだと思います。排他的だと言われようと日本固有の興業文化は守るべきでは無いでしょうか？

其れともう一つ、大関が一度優勝したからと言って、直ぐに横綱昇進を取り沙汰するのも気に入りません。せめて連続２〜３回優勝すれば昇進の事を検討しても宜しいが、たった一回では対象の力士にプレッシャーを懸けるだけだと思います。

その他相撲協会と相撲茶屋との関係も、素人の私から見れば真に封建的な物で、あのクソ高い見物料金は将に犯罪的だとさえ思います。勿論当事者たちにはそれなりの理由が有るのでしょうけれどちょっと高過ぎます。
で、貧しい私共は、テレビ観戦と成る訳ですが、逆に思えばチケットが高い故に我々はテレビで相撲を見る、テレビで見るからこそ特等席で相撲観戦が出来る、と言う結果を生み出しており、
此れが相撲界の生み出した効用とも言えます。　何とも皮肉な話ですなァ。